2013年10月24日木曜日

まずは日本語から

『論争・視点』(NHK:夜)で
「幼児に外国語教育は必要か?」というタイトルだった。
意味のない外国語教育が多くてなげかわしいとのこと。

「日本語が下手な人は、それ以上に外国が上手くなるということは絶対にあり得ない」って何回も繰り返し言っていた。

日本語がきちんと話せることこそが英会話の絶対最低条件だから、早期に外国語を勉強させることよりもきちんとした日本語を教えてあげることに重点を置いてください、とのこと。


くぅー。あたい、せっかく英会話の勉強しようと思ってたのにやる気なくなりそう。

なぜならば……あたい、日本語がまだ不自由だから!

「少なからず〇〇と言えないとも限らない」みたいなのがよくわかってないのだ。

ニホンゴ、ムズカシネ!



2013年10月9日水曜日

実技試験を終えて

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八王子市南大沢会場での審査を終え
ハンギングが自宅帰ってきました。

おかえり!

陽の強い場所で1週間、よくがんばった!




あらためて見てみると。

メイン花のケイトウを
不等辺三角の配置に植えたはずなのに、

花首があがってきたら正三角形の配置になっちゃって
なんだかファイヤーな雰囲気になっちゃったよね(笑)


炭火をウリにしている
焼肉店の前なら似合うかも♪


審査日に花が咲き終わる恐怖から
あまり陽に当てずに養生したせいで、

ジニアが弱ってきてヒヤヒヤしたけど
審査の日はギリギリ咲いてくれてました(〃´o`)=3


で、審査日から一週間たった今、花がない状態に。


「燃えたよ、燃え尽きた、真っ白にな」みたいな。


ありがとう、よくがんばってくれた~(/-\*)


2013年10月2日水曜日

マスター 実技試験


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9月にあった筆記試験の自己採点がいまいちだったんで
実技試験にかける気力もいまいち盛り上がらないまま
先日、審査がありました。





↓ こんな感じで審査をうけます。




東京会場は全部で100基ほどありました。
どれもハイレベルでビビる……


育ってもあまり姿が乱れない花材がいいな、と
自宅で育てる目線でケイトウとジニアにしたのですが、

コンテストではそれとは逆に
花苗を伸ばしながら上手に姿を保つほうが
得点に結び付くんですよね。


だから、お教室によっては
先生があえて徒長ぎみ(?)の苗を揃えておいてくれて
ソレで作れば大きく作れるとかなんとか小耳にはさんだが……


そうは知ってても、なんかデカイの、作る気が出ないな~

なんかさ、こう、「どうよ、すごいでしょ!」みたい気配、嫌い。

審査なんだから「すごいでしょ」のほうがいいんだけどね。


とにかくみんな、作品が大きい!
うわわっ、ってくらい巨大でした。



2013年8月26日月曜日

秋の寄せ植え

実家に行ったら、空いている鉢があったので
頼まれて(もいないのに勝手に)寄せ植えを作りました。




3500円かからないくらい。

この空き鉢、いいな。

いつかもらいまひょ

2013年7月25日木曜日

ヤクザと外国人

昔から占いの類は信じない。

風水占い(今週は玄関に赤い花をとか)は完璧に信じない。

血液型はほとんど信じない。
4種の血液型でクラス分けをしている幼稚園のことをテレビで見た事があるが
親はよくもそんな幼稚園に通わせるよなぁと思う。


人相占いは「額を髪で隠すな」とか「下がりまゆは運勢を下げる」とか言うけど、マユツバかなー。

占いのドキドキを味わいたくて、占いの館に行く人もいるのだろう。


だけどね、過去3回、占いでドンピシャ体験をした。そのうちの一つをご紹介。

それは10年くらい前のこと。
駅でアコムのキャッシングカードを拾った。
で、そのまま目の前の交番にお届けした。
交番では書類をつくり、めんどうなことに私の名前や住所も書かなくてはならなかった。


数日後、カードの落し主の男から電話がかかってきた。
おまわりのヤツがうちの電話番号を勝手に教えやがったらしい。クソッ!
当時はそういうの、まだユルユルのやつが多かったんだよね。

で、アコム男はお礼をしたいので会いたいという。

で、会ったあたい(バカ)。


アコム男はなんとヤクザ風チンピラだった。
そりゃそうか、当時はCM放送規制もあった町金のカードを持ってるなんて、まっとうな生活を送っていないのだろう・・・・・・なんてことを思いつつも、興味本位で会いに行った自分が今はうらめしい。
彼は釜めし屋で夕飯おごってくれて、物腰低く愛想よく、帰っていった。


何日か後、アコム男からまた電話が来た。
お礼の品を送りたい、しいては会社(組?)の部下・トオルが贈り物を届けに行くから家にいてくれという。

カード一枚でそんなにしてもらわなくてもいいです、とそつなくお断りしたが、「じゃぁ食事に。不安なら友達何人連れて来てもいいから」と言う。

結局、食い気につられた友達を誘い、高級しゃぶしゃぶ店にホイホイついて行った。

警戒しているつもりが、今思うとスキだらけだ。


しかし相手もそれで気が済んだらしく、連絡はそれ以降こなくなった。礼節を通す昔気質のヤクザだったのか、ションベン臭い女を相手にしてつまらなくなったのか。


「そんなことがあったんだよ~」とおしゃべりしながら、数日後友人とパチンコに行った。当時はスロット全盛期。ごたぶんにもれずもちろんあたい達もスロット台一直線。

そこそこ楽しんでいると、となりに座っていた外国人の男がヒョイと手を伸ばして、あたいの台で777を出してくれた。

見てるとコインも10枚くらいダダダッと流し込むように早業投入してるし、こりゃかなりスロットに通い込んでいるとみえる。


すこし儲けさせてもらったお礼に、外国人を近くのモスバーガーに御招待した。
日本語で会話がはずむ。
ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語・日本語の5ヶ国語が話せた。
といっても、ほんとに話せているのかわからなかったけど。
スパイシーな匂いだが、何回か会って遊ぶようになった。


しかし彼の話に時々「あれっ?」と矛盾を感じるようになり、予感は的中。
彼はドイツ人ではなくイラン人で、
建築の勉強をしに留学をしているのではなく、
建築現場に出かせぎに来ているのだった。


「日本人の友達が欲しかった。イラン人と言ったら友達になれないと思った」と彼はいったが、騙されていたという気持ちの方が強くて2度と会わなかった。
出会いのウソはあったけど、今思うと人間としてはいい人だった。
ほんとに友達になれてたかもしれない。


そんなこんなが2週間のうちにあり、久しぶりに家でゴロゴロしていた日の事。

雑誌の占いをなんとなく読んでいたらそこにはなんとなんと!!

「ヤクザか外国人と知り合いになるかも」の一文が。

これって……(汗)

オカルトを感じずにはいられないほど恐ろしかった。


その占いの対象としている2週間以内に、ヤクザと外国人と知り合いになった人がいったい何人いるだろう。

おそらくハズれた人のほうが多かっただろうけど、
とっぴょうしもない小未来をズバリ言い当てられた私はほんとビツクリしました。


2013年6月5日水曜日

なめなめくじくじ

「世の中に害虫なんていない。その観念は人間の都合によるものだ」

と聞くこともあるが、しかし私は共存しようなんて思わない。
庭にくる蝶々に、「まぁ楽しそう。春だわね」なんて甘い顔してたら
垣根やら野菜やらにたっぷり卵を産んでいきやがった。

青虫狩りで日焼けしてしまった。


ナメクジは我家のささやかな花々を片っ端から食す。
鉢の下や草の影などを捜しても見当らないのに
夜になるとどこからともなくぬらぬらとやってきては食い漁り
その体液が触れた葉は次第に枯れていく。


彼らはグルマンだ。やわらかくて淡い色の花が大好物だ。
ペチュニアの鉢植えでは一晩で12匹とらえたこともある。

夜中に動き回るナメクジを毎日捕るわけにもいかないので
ホームセンターでナメクジ殺しを買ってきた。緑色の錠剤。
同時にダンゴムシも撃退できるすぐれものだ。
これならもう見つけなくてもだいじょうぶ。


しかし、ナメクジを直接見たときにはやはり塩だ。
ふりかけた瞬間に、一度顔を上げたかと思うとクネクネと弱りだす。
CMではナメクジにシュッとひと吹きする粉状の殺ナメ剤が放送されているが、塩で水分を抜く、粉で水分を抜く、要はナメクジの水分というか粘膜というかをどうにかすればよいのであろう。
わざわざ粉末スプレー買わなくたって小麦粉で充分だ。


あたいはさっそく小麦粉を生体にまぶしてみた。
結論から言うと『有効』である。
ナメクジは当然粉まみれのまま、もがきもせず、逝った。

殺すという目的は遂げられるのだが、
しかしその生体実験は意外な副作用をも含んでいた。

  1. ぷっくりと太ったその湿った物体に小麦粉をふりかけると、このままカラアゲにでもいかが?な様相。おえっ。もうだめ。
  2. 翌朝も翌々朝も、ほっときゃいつまでも「ここでナメちゃん死んでます」的目印となって私をおびやかす。玄関を出てすぐに目に入るあちこちの白い小山は、さながら彼らの怨念の証とでも言えよう。
  3. それらがあまりにも気持ち悪いので水をかけたら、小麦粉がどろどろになって中から半生ナメクジが現われ・・・・・・もういけません。おえっ。

とにかく!やはり!『ナメクジには塩』だ。

分相応の量の塩をまぶす。これなら目印になる事もなく、完全に干からびてくれる。
一言添えるなら、大量のナメクジを寄せ集めたところへ塩をもると
いつまでもドロドロしたままその場に残るので注意したい。

世の中の害虫といわれるムシたちの中でも、殆どの人が不快であろうゴキブリなどは国をあげて退治して欲しい。
しかし害虫関係の製薬会社や駆除業者の死活問題に係わるのだろうか、いまだそのような話は聞いたことがない。


経営陣の無茶で消えていった数々の団体に税金つぎ込むくらいなら
ゴキ退治に税金使ってほしいな。
害虫税とかならみんな出すんじゃないかなぁ。

『日本害虫駆除党』とかあればいいのに。


しかし害虫産業の社員1人が平均3人を養っているとして、いったい国民の何パーセントの人々が害虫のおかげでメシを食っているだろう。
その経済効果は知り得ないが、あたいが買った殺ナメ剤だって日本の流通経済の一端を荷っているのである。 

あ”っ! もしかして、このことを「虫と人間の共存」というのか!? 

世の中は持ちつ持たれつ。

※最近はちゃんと園芸用のナメクジスプレーで処分しとります。


2013年5月27日月曜日

見抜けない

 女子高生のコスプレをしたおばさん44歳(ピーターパン症候群)が

通り魔に髪を切られた事件があった。

警察に駆け込み、自分の年齢を16歳と偽り、
疑いを持たなかった警察はそのままニュースソースにしたというB級ニュース。

↑よく読まないと状況が謎なほど、こじれたニュースであーる。


登場人物3人ともにツッコミどころが多すぎる。

コスプレおばさんと、髪切り通り魔の二人は
すでにイカレてる前提なので良しとして
問題なのは警官だ。

いくらなんでも44歳のおばちゃんが女子高生の恰好してて
16歳に見えるもんかね?


事件を目撃していた通りすがりのおっちゃんは
「首まですごい厚化粧してた」って見抜いていたぞ。


2013年5月20日月曜日

第5回カングージャンボリー(1)


今年も行ってきました。
「第5回 ルノー  カングージャンボリー in山中湖」

日本中からKangooが集まるイベント。





去年は↑メイン会場↑が満車になってしまい、
会場裏の「従業員駐車場」に案内されたの(泣)


せっかく奮発して手洗い洗車コースしてったのに~


今年こそはメイン会場に入るぞー、と早めに到着。

が。
なんと予想外の1200台(去年の2倍)も集まっちゃって
またしてもメイン会場には入れませんでした。


で、今年も場外駐車場 ┐(´д`)┌
ほぼ人通りのない中、意地でオープン。






2組から「私、園芸関係やってます」と声をかけていただき、
(うち一人はハンギングバスケットマスターさんだった)
来年は並んで出店しようということに!
うわぁ~ 来年焦るわ~ どうしよう~

さて。
セグウェイの無料券をいただいたので
そーいうの好きそうなダンナに譲渡してあげた模範的妻のあてくし。


なーのーに。
ダンナのやつ、
「アメリカにいるときにセグウェイ乗ったことある」
と、乗ったあとに告白。
こらっ! だったらあたいに譲りなさいよ!
お尻ペンペン(通称ケツバット)をしたおしたあてくしでした。




2013年1月6日日曜日

GGG

 2、3年前、『ニュース・プラス1』(日テレ:夕方)で

ロンドンだったか、とある害虫駆除会社がはったキャンペーンを伝えていた。

「わが社の特製バーコードが背中に印刷されたゴキブリを捉えたら、バーコードに登録されている金額の現金を差し上げます。1等1億円!(たしかそんなくらいだった気がする)」

やはり民間企業はより身近なアイディアを出してくるね。

でも、街中がクリーンアップされたら、当の害虫業者は商売あがったりじゃないの? と危惧したが、そこで気がついた。

ははぁん。やはり民間企業の考えることにぬかりはないね。

一見その企画はとてもユニークで企業イメージもアップしそうだけど
つまるところバーコード付きとはいえゴキブリを街中にバラまいているのである。

あんな繁殖力の強い生物を大々的に放流するなんて……なんたることじゃい!

支払う金額よりも、街中にばらまけるほうがお得というのは計算済なのだろう。
キャンペーン期間が終わって、なおも逃げおおせたゴキブリらは脈々と子孫をのこし、害虫駆除はますます商売お盛んになるっちゅうことだ。

そもそも本当に1億円のゴキが放流されたのかも疑わしい。 
やっぱ国をあげて駆除してほしい。だめすかね、小泉首相。


 
あたいがはじめてゴキブリを見たのは高校の合宿館だった。
厨房什器の下に山のように死んでいるゴキは、すでにその夜を暗示していた。

夜中に小腹がすいた数人と忍び込んだ食堂。
抜きあし差しあし暗闇の中、やっと冷蔵庫にたどりつき夕飯の残りの寿司を発見したのも束の間、冷蔵庫の灯りで辺りが薄ぼんやりの中、なにかが足元を、壁を、机の上を・・・


だれかが電気をつけた。
途端、少なく見積もっても30匹が大活躍していた。

ゴキに向って、叫びながら洗剤をまきちらす、あこがれていた先輩の狂気。

「高いところにいるゴキは飛んでくるよ」と絶叫する友達。

その後はよく覚えていない。


夜中に残り物を食べに行くという我々もゴキブリ程度だが
しかしまぁなんというビギナーズラック。

完璧にトラウマとなり、こないだもゴキを見ただけでゲロり、両手にジンマシンがでました。



2012年5月28日月曜日

「葬送」 第3楽章

高校1年の時に我が校にいた音楽教師イイノ(♀)は
ピアノがへったくそだったからなのか
フォークギターを片手に
ガロやグレープの唄を歌わせる授業をしていた。

女子高生にはその選曲センスは理解できない。
「いちご白書って? 神田川?どこ?」てかんじで授業崩壊。

声量のないイイノは「静かにしてぇ」と懇願するばかり。


ある時、イイノは授業の冒頭で
「最近、睡眠薬飲んでもねむれなくて・・・」と切り出してきた。

斜めからのジャブに
いつになくシーンと話をきくわれわれ生徒たち。

「先生ね、大学生のころから不眠症なの。みんな睡眠薬たくさんのんだら自殺できると思ってるだろうけど、睡眠薬って薬局に行って買えるもんじゃないのよ。

病院行って根掘り葉掘り聞かれて、薬局で名前と住所書いて、未成年だったから親の署名も必要で、それからやっとクスリもらえるの。

こっちは自殺する為にクスリもらいに行ってるわけだし、3ヶ月ぶんくらいいっぺんに飲もうってクスリ貯めるために病院通ってたんだけど、行っている内に嘘ついてるのがバレてきたらまた違う病院行って。

早く薬貯めて死にたいなぁって思っていたら同級生がおしえてくれたの。もっと楽に死ねる方法を。まずぬい針を用意して・・・(この先は自粛)」


あたいはこの話の情緒不安定っぷりに完全にメロメロになった。

生徒が興味をもって話を聞いてくれることに味をしめたのか
イイノはその後も毎週のようにちょいちょいと
「病んだ小話」を話すようになり、

音楽の時間→イイノの闇話の時間に。


週に一度の闇話時間がしだいに楽しみになったころ
イイノはちゃっかり妊娠して休職。


産休教師として、音大出たてのアライ(♀)がやって来た。

 「あらっちょっと、このピアノ音程悪いわね」
 「この指揮者のCD、いまひとつなのよねぇ」

などと、人に聞かせるための独り言をよくいう女だった。

情緒不安定のイイノの次は、あてくしざーますアライか。


鼻持ちならねぇと思いつつ
田舎の高校には珍しい
「ちょっと良いところの育ちの雰囲気」をもつアライへの興味が湧いてきたあたい。
 
「先生、ちょっと相談なんですけど、ピアノ教室だと練習曲みたいなのばっかりなんで、
普段楽しんで弾ける曲があったらおしえてほしいんですぅ」などと
音楽ネタでお近づきを謀った。

「そう。じゃぁ今度の授業までにあなたに合う曲を探しておくわ」

と。

で、翌週の授業の日にアライがくれたピアノ譜面は
ショパンの『葬送行進曲』だった。

こ、これが私に合う曲……なのか?



今、大人になってみると
確かに美しい曲だし、
ネタとしてもいい曲だな、と思うのだけど、


当時のあたいは、

こんなの練習しだしたら
うちのおばあちゃん泣いちゃうだろうし、

近所の人も「最近あそこのうちからお葬式の曲が……」って言われちゃうし、

そもそももうちょっと素敵でときめく曲がよかったのに、と思っちゃったんだよね。


「簡単だからすぐ弾けると思うわよ。弾けるようになったら聴かせてね」
あたいのピアノのレベルも知らないくせに「簡単だから」って言い切れる
そーゆー「おほほ」な雰囲気もなんかムカついたんだよね、そのとき。


結局、練習することもなく、
そのうちに産休を終えたイイノが戻ってきて。


一年の休職の間にすっかり憑き物が落ちたイイノは
もう「病み小話」をすることもなかった。

あたいはもう音楽の授業なんてどうだっていいやと思った。