2016年2月21日日曜日

カメラ遠足(3)稲葉家へ


カメラ遠足(1)青梅駅 と (2)竹林をぬけて のつづき。


マンホールも素敵な青梅市。
そもそも「青梅」っていう地名がもうイイよね~。
我が街「三鷹」という地名も気に入ってるけどね♪ 



あ、あとついでに「あきる野市」につづく町名もいいの。

「あきる野市草花」
「あきる野市野辺」
「あきる野市雨間」
「あきる野市乙津」とか。


……じゃない、青梅だってばー!(笑)




▼さてさて、お次は旧稲葉家へ。
江戸時代の豪商だそうで、瓦も贅沢にオリジナル。





▼くぐり戸を入ります。
高さも幅もない、ここを通るには
お侍さんは刀をはずし、頭を下げて入らねばならなかったのでは?
やるねー、稲葉家! 強気だねー、稲葉家!





しずくさんはもう何度も来ているので
案内員の方ともすっかり顔なじみ(#^.^#)

▼モノクロ写真みたい。タテとヨコ、黒と白、モダン!





▼神棚の、飾り欄間が
すっきりとモダーンなデザインでした。





▼ねー。洒落てるよねぇ。
普通は松の木とか鷹とかの
力強いTHE和の景色だったりするけどね。





▼格子の部分はカパッとはめ込み式になっていて。
冬は障子、夏は格子。合理的で北欧家具みたい。

豪商 稲葉さん、
きっとお商売も無駄なく、手堅く、キッチリしていたのでは?




豪奢な派手さはないけれど
それがかえって好印象です。





例えるなら
装飾的なフランス家具と比べて
牧歌的なイギリス家具、という感じかな?かな?
(只今、憶測で書いております)


掃除たいへんそうだけどね(;^ω^)ゞ










▼裏庭に梅が見えました。






貴重な古い硝子の、独特の歪み効果で
梅がゆらめいて見えます。






▼廊下をまがったところで、しずくさんが
「まめちゃん、下みてみて♪」と。






▼板の組み方がキレイでした。

「あ、以前、しずくさんの写真で見覚えがある......」

もしかしたら、しずくさんは
あたいが自分で気がつくのを待ったのちに
教えてくれたんじゃないかな (*´∀`)ゞthanx







▼裏庭に出て。





▼乙女椿、かな。一輪咲いてました。






▼アンティークな美しさの花がら♪





▼母屋の裏手には立派な「THE蔵」が。
1886年ごろに建てられたそうです。
2016-1886=130年前!





▼火事で一部焼けてしまったそうですが
燃えた柱を「あえて」そのまま意匠に残して復旧したとのこと。

どのくらいの火事だったのか判らないけど
これだけ表面が炭化している柱を活かせるということは
よっぽど立派な、密な木材を使っているのではないかなぁ。






▼L字金具は馬の手綱をつなぐ部分?
きっとお宝をどっさり運んできたのね \(*´∀`)/






▼梅と蔵の組み合わせが
とにかくキレイでウットリしました。





▼小さな隙間に、小さなクモの巣。

せっかく作った糸網のワナだけど
こんな小さな隙間じゃあ
なーんにも引っかからなそう。カワイイ(笑)




(あと2回くらい、つづく予定.... な、ながい!)




2016年2月19日金曜日

カメラ遠足(2)竹林を抜けて


昨日のつづき)

まずは梅岩寺という静かなお寺。




臥竜梅という、長くうねった梅の木が迎えてくれました。


まだ満開ではなかったけど、
NHK『美の壺』によると
「桜は満開をめでる、梅は咲き始めをめでる」
というのが「おつ」なのだそうです。

咲き始めの梅はことさらに大きく
香りがいいのだそうですよ。




そしーて、なんーと、しずくさんが
マクロレンズをお貸しくださいました!


しかーも、なんーと、あたいがマクロレンズ購入で
どのサイズがいいか迷っていることを知り
撮り比べられるよう
2種類のマクロレンズを準備してくださっていたとのこと。


さらーに、なんーと、
1、2枚試せるだけでも御の字なのに
「今日は1日、このレンズ、ご自由にどうぞ♪」と
あたいに持たせてくれたのです。


あぁ、なんと、菩薩様のような優しさよ。
この親切を賜わる価値があたいにありませうか。

前日のこと、自宅前のゴミを拾わず風に任せて
隣家へ飛んでいくのをしめしめと眺めていた自分を
突然思い出し、自分が恥ずかしくなったまめ吉でありました。


お言葉に甘んじてお借りさせていただきました(^_^ゞ




いつもよりもピントが合ってるし、
背景が「ただボケてる」だけじゃなく
ボケを描けてるかんじ!? 

レンズの設定は、オートフォーカスに頼らずに
マニュアルフォーカスに切り替えて。


左手でレンズを合わせながら
「いまだ!」でパシッと撮るのが池中玄太っぽい!!
たーのーしーい!!



(翌々日、さっそくレンズを見に店へ走ったさー)




▼石楠花(シャクナゲ)のつぼみが
モキモキに膨らんでました。春は近し。
ピント合わせがイマイチ。





▼雰囲気のある小路へ。土の道っていいねー。





▼ほどなく竹林。
竹って冬でも青々してるんだねー。
さわさわした音色が心地よくて。





竹グリーンの次は鳥居レッド。




▼犬ちゃんみたい。





▼尻尾の補修はもうちょっとどーにかなりませんでしたか?(笑)



(あれ?そういえば写真ばっかり撮っちゃって
お賽銭いれるの忘れてた)



まるですっかり山奥へ来たかのような
静かな山道だけど、
実際は駅のすぐ近くで、高低差もほとんどないの。

いいなぁ~ 青梅駅周辺。



久しぶりにみた「とまれみよ」の注意看板を見つつ、
No遮断機の、単線の踏切を渡ると、





▼大木がありました。楠(くすのき)だそうです。





▼しずくさんに「今、何を撮ったんデスカ?」とお尋ねしてマネしました。
こんな枝の又部分、あたいは目がいかなかったわぁ~。

コケに陽が当たってキレイに撮ったしずくさんのようには
撮れませんでした(;^ω^)





楠の根もとは苔生(こけむ)してて。

真正面から撮っていたあたいに
「今、ちょうど陽が当たってるから
横から撮るといいかも♪」としずくさんのアドバイス。

▼で、これです。どうですか? 
横からアドバイス、ナイスです! 





▼こちらもコケに近づいてヨコ写し。
「この小枝、ジャマじゃないのかな?」と思ったけど
しずくさんはあえてこの小枝を入れて撮るのです。

たしかに、小さなコケとの対比になるし、
ストーリーめいた感じもでるしね (*'▽')メモメモ。




一緒に撮影していると
なるほど、しずくさんは
景色を瞬時に切り取るセンスがバツグンです!

その感覚、まるごとパクりたいぞ!!(^^)!



▼桜色の梅(ひどい例え.....)
青空のトーンと、相性バッチリ。





▼しずくさんのマネをして
背景に白壁のお屋敷を入れてみた。
が、屋根なのかなんなのか判らない~(;^ω^)ゞハハッ
重ね方、ヘタ!



撮った時にはもうちょっと屋根っぽいかんじ
(↑瓦の丸ボケ)が出ていると思ったんだけど。
屋根の傾斜部分を入れないと判らないんだねー。


そーいえば。

普段、あたい、モニター表示して撮影してるんだよね。
なぜならば、そのほうが構図が決めやすいし、
露出やボカシなどを確認しながら撮影できるから。

だけど天気のいい屋外だと
モニターが光っちゃって見えない!ありゃ!

とどのつまり、数値を頭に入れて
ファインダーを覗いて撮れるようにならないと。ね。


明日へつづく)




2016年2月18日木曜日

カメラ遠足(1)青梅駅


先月参加したいがりまさしさんの写真講評セミナーで
あたいが『提出した写真』
「まめちゃん、写真いいよー」と何人かなぐさめてくれたけど、

いや、いや、いや、ウソじゃなく
あたいの写真なんてまったくヘタッピなんよ。

だって、その日にしずくさんが提出した写真を見てみてよ。
▼こちら▼ 3枚目の夕焼けの写真から。
http://sion920.exblog.jp/25302945/


このハイレベルのしずくさんですら
「いいえ。私のお友達は写真の上手なかたばかりで
自分はまだまだ未熟だなぁといつも思ってますよ」と、
謙遜ではなく、本気で思っていられるご様子にビックリ!!

やだー、こんな素敵な写真が撮れるようになったら
あたいだったら自慢が止まらないですよ。


そんな、写真もお人柄も素敵な
しずく大先輩にお誘いいただいて(わぉ!)
青梅へ遠足に行ってきましたーっ♪






▼電車のドアに開閉ボタンが。
あれ?三鷹から乗り換えなく電車一本で来たはずなんだけど
こんな仕様の電車だったかな。エコだね。



車内放送で
「ドアを閉めるときは後ろの方にご注意ください」と
さんざん流れていたので
降りたときにボタンを押してみたんだけど
ドアは閉まりませんでした。


▼さすが「昭和の街」で名高い青梅。
駅のホームがもうレトロ。
時計に、その奥のガス灯みたいなのも雰囲気あるね。





▼ホームのなかほどに古びた建物が。
ポスター……じゃない、紙広告(笑)を剥がしたような
演出がイカす。




こういう「ホルモン焼 昭和館」とかいう焼肉屋、あるよね。
たしかにこのかんじ、昭和っぽいな。

シミついた木製の電柱があればさらによし!(笑)





▼平成生まれの方へ。右から読むのですよー。
しつあいサムライ、じゃないですよー。




中に入ってみる。レトロだ。
子どもの頃にお世話になった
古い病院を思い出したぞ。




窓の格子も洒落てるやーね。






▼改札へ抜ける通路にはウワサの映画看板が。
ご高名な看板師、板観(ばんかん)さんの銘が入っております。

……というのは、しずくさんの受け売り (^o^)ゞ




しずくさんと合流し、いざ青梅遠足へ出発!



▼駅前ロータリー。




▼長崎屋の色あせた鳥マークが。
2002年に閉店して、
現在では1店舗が残って営業しているだけなのだそう。
せつないねぇ。




でも目がチカつくようなチェーン店の色が一つもないのがイイ!
それほど寂れてもいなく
ちゃんと人びとが利用している気配もあってイイ!
まさに昭和だ~。



▼この「フジカラー」の看板、
少女漫画のドレスの”パフスリーブ”のようなひさし、
バスの色合いまで、なんだか「なつかしい」。





当時の駅前のにぎわいを知る
地元の方は寂しい光景かもしれないけど、
でも、なんだかタイムスリップしたみたいでワクワク。
たぶん昭和の……53年ごろ、かな。(根拠なし)


▼駅からすぐの路地、
『昭和の猫町 にゃにゃまがり』通りへ。




細い路地沿いに
たくさんの猫モチーフが置いてあって。


▼これは空き缶ネコ。
お鼻は「さんまのかば焼き」の缶だろうか。
犬派のあたいでも
ファンシーグッズっぽくない猫はイイな。





▼石に描かれたネコ。線のはこびが描き慣れてますな。
手作りレベルの高いものが多いです。



ではなく、ネコでもなく、ニャンコ!ってかんじ。

にゃにゃんこ♪ にゃにゃんこ♪



▼この看板、いいなぁ。
かまえた姿勢に巻かれたワイヤーが
まるで毛を逆立てているネコみたい。欲しい!




でも、そういえば不思議と
この日一度もネコを見かけませんでした。






▼昭和の無頼派作家、壇一雄の『火宅の人』に登場したという
食事処の跡。(なに屋さんだったかな?)
修繕しつつも、当時の雰囲気が伝わってきます。

あ、今回の遠足であれこれ書いているうんちくは
すべて、しずくさんの受け売りです('◇')ゞ





山野草などにも詳しいしずくさんが
植物の話を聞かせてくれながら歩きます。

こんな思い出と一緒に
名前を覚えていけたらいいなぁ~。



なーんて思ったことは覚えているのだけど
はて↑この垂れ下がった植物がなんだったのか
もう忘れちゃったあたい。
きっと脳内に植物名を覚える部署が割り当てられていないのね。


「ゲスッキー」やら「姑が」なんて話題になるヒマが無いほど
カメラの話に夢中になりながら
「おもしろい」を発見しつつ、撮影しつつのカメラ遠足。

最高に楽しい!!


明日へつづく)