2014年6月25日水曜日

ミニトマト


毎年、夏だけ、永田農法やってます。

永田農法のことは
漫画『美味しんぼ』で究極のトマトとして
海原雄山が美食倶楽部に採用したという話で知りました。




永田照喜治さんのワークショップにも
一度参加したことがあります。

穏やかな口調で、素朴で、知的で、
優しい校長先生みたいな
とっても素敵な方でした~


ビニールポットから抜いた苗を
水にいれて、土を洗う。




永田農法といえば、栄養分ゼロの軽石に苗を植え、
水も肥料も極限まであげない栽培法なので
よく「スパルタ農法」と言われてます。


スパルタと聞くと、あたいの年齢では
戸塚ヨットスクール的な恐ろしいイメージがあるんだけど、


永田農法での「水をギリギリまであげない」というのは、
「しおれるギリギリを見極めて水をあげること」、

要は
「いつ水をあげたらいいのか常に気にかけてあげる」
という、

逆に
もんのすごい気をつかってあげる、
愛情たっぷりの栽培法
なのです。

本当はもっとしっかり土を洗ったほうがいいそうです。
そしてよく切れるハサミで根を半分くらいに切る。
全部の根の先端をちょこっと切るイメージ。
これにより、細かいヒゲ根がたくさんでてくる。



水が欲しくて、
細かい根がグイグイと伸びてきます。
栽培が終わったあとに引き抜くと
びっしりと根が張っていて見事なほど。


最初の頃は水やりの見極めが難しかったけど、
なんちゅーか、植物と気持ちを一体化したときに
「あーっ、ビール飲みたい!」という気分になったときに
たまに液肥とかあげるとググッと伸びるようです。


水分量をコントロールしたいので、
雨が降ってきたら軒下に入れるべく
プランター栽培をオススメされている点でも
家庭菜園にむいてまーす。



せっかく家で作るなら、
量ではなく、味のイイのを作りたい。

本当は軽石(ひゅうが土)や真砂に植えるのだが
今年はひゅうが土が近場で手に入らず、
「土:ひゅうが土」を2:1にしてみた。
ということで、半永田農法、ですね。




トマトなら、甘さだけじゃなく+酸味もある濃ゆいもの、
ナスなら、水にさらさなくてもいいアクの少ないもの、
といった感じ。

日光金谷ホテルでは敷地内に永田農法の菜園を作って
レストラン用にわざわざ栽培しているんだって。


で、そんなトマト、5月に植えてグングン育っていたのに、

今日、三鷹市に局地的に降ったヒョウの被害で

実がすべて落ちちゃいました…… (/´△`\)