毎年、夏だけ、永田農法やってます。
永田農法のことは
漫画『美味しんぼ』で究極のトマトとして
海原雄山が美食倶楽部に採用したという話で知りました。
永田照喜治さんのワークショップにも
一度参加したことがあります。
穏やかな口調で、素朴で、知的で、
優しい校長先生みたいな
とっても素敵な方でした~
ビニールポットから抜いた苗を 水にいれて、土を洗う。 |
永田農法といえば、栄養分ゼロの軽石に苗を植え、
水も肥料も極限まであげない栽培法なので
よく「スパルタ農法」と言われてます。
スパルタと聞くと、あたいの年齢では
戸塚ヨットスクール的な恐ろしいイメージがあるんだけど、
永田農法での「水をギリギリまであげない」というのは、
「しおれるギリギリを見極めて水をあげること」、
要は
「いつ水をあげたらいいのか常に気にかけてあげる」
という、
逆に
もんのすごい気をつかってあげる、
愛情たっぷりの栽培法なのです。
本当はもっとしっかり土を洗ったほうがいいそうです。 そしてよく切れるハサミで根を半分くらいに切る。 全部の根の先端をちょこっと切るイメージ。 これにより、細かいヒゲ根がたくさんでてくる。 |
水が欲しくて、
細かい根がグイグイと伸びてきます。
栽培が終わったあとに引き抜くと
びっしりと根が張っていて見事なほど。
最初の頃は水やりの見極めが難しかったけど、
なんちゅーか、植物と気持ちを一体化したときに
「あーっ、ビール飲みたい!」という気分になったときに
たまに液肥とかあげるとググッと伸びるようです。
水分量をコントロールしたいので、
雨が降ってきたら軒下に入れるべく
プランター栽培をオススメされている点でも
家庭菜園にむいてまーす。
せっかく家で作るなら、
量ではなく、味のイイのを作りたい。
本当は軽石(ひゅうが土)や真砂に植えるのだが 今年はひゅうが土が近場で手に入らず、 「土:ひゅうが土」を2:1にしてみた。 ということで、半永田農法、ですね。 |
トマトなら、甘さだけじゃなく+酸味もある濃ゆいもの、
ナスなら、水にさらさなくてもいいアクの少ないもの、
といった感じ。
日光金谷ホテルでは敷地内に永田農法の菜園を作って
レストラン用にわざわざ栽培しているんだって。
で、そんなトマト、5月に植えてグングン育っていたのに、
今日、三鷹市に局地的に降ったヒョウの被害で
実がすべて落ちちゃいました…… (/´△`\)