2019年6月30日日曜日

中之条ガーデンズへ

もう10日も前だけど
群馬県の中央部にある
中之条ガーデンズへ行ってきたよん。

あたいが行ったときには
もうピークは過ぎていたけど
それでもまだまだ花熟れで。


全長がそれほどないので
行ったり来たりで撮りまくり。

だって、進んでも、振り返っても
みんな絵になるんだもん。

パシャ パシャ 

晴れてきてパシャ

くもってきてパシャ


似た写真もあるけど
ぞぞっと載せっぞ~(^。^;)💦


ローズガーデンは
7つのお庭でデザインされとります。


まず最初のエリアは
ケヤキの大木を廻るように
ピンクのエリア、赤のエリア、白のエリア、と
これから出現するガーデンデザインを予感させるかのような植栽でした。












▼ピンク色のエリア






























▼赤のエリア



























▼白のエリア。





リーフ類がいい!





▼パステルなエリア











▼ママンのやつ。

「いいいとこの奥様っぽく写ろう」っていう魂胆が丸見え。





なんでこの年頃のオバハンは
「遺影にするからここで撮って♪あっちでも撮って♪」って言うんかの?

フツーに、ただ「もっと私を撮って」ってことなのか?

それとも晩年になると
幸せそうな雰囲気を残したくなるんか?


▼これも「さりげなくしてるとこ、撮って」と言ってきた写真。ふんっ。






▼木陰でゆれてたアストランティア、
この色、シックでいい~ ため息でたや~





▼この青いのはなんだったっけね?






▼木の周りがまたうっとりゾーン。
ポツリ植えのリグラリア、いい!いい!















まだほんの入り口だというのに
この圧巻っぷり。すごっ!

植栽デザインは
バラの育種家で「横浜イングリッシュガーデン」のスーパー・バイザーでもある
河合伸志さんが担当されているとのこと。

さすがやっぱりプロが入るとは
こーゆーこと、ですね~


さて、お次はジャパニーズモダンなエリアへ続きます。






















▼ここに金魚がいると聞いたんだけど……見えぬ。










お次はメルヘンなロマンティックなゾーン。
ベルサイユのバラチックな。

同系色のバラが何色も絡められていて
それはそれはスウィート!










▼淡いのぉ~











▼ミイラ風に。











▼シャンプーのCM風に。
♪ティモテ~ ティモテ~









……ったく、高齢者がふざけやがって。



それにしても驚きなのは
このガーデンがまだ2年目なのに
この仕上がりだということ。


にわかには信じられず、

「公開2年目、という意味か?
植栽してからはもう数年経ってるんじゃ?」

などと疑ったほど。


売店にあったポスターには
去年(1年目)の写真が載っているのだけど
まだまだスカスカ状態。

それからたった1年間。

「なんで2年目でこんなに溢れ咲いてんの!?」

と本当にミラクルな驚きのお庭です。



群馬県は、あの高級園芸土
バイオゴールドの本拠地があるし、
もしやバラゾーンの土、すべてバイオゴールドとか?

それでスクスク育ってるんかなぁ?


『星の王子様ミュージアム』(神奈川県)
『白馬コルチナガーデン』(長野県)
『軽井沢レイクガーデン』(長野県)
『クレマチスの丘』(静岡県)

どこもバイオゴールドを使っているそうだし
やはりここ中之条ガーデンズも……?



中之条ガーデンズは
元々『花の駅 美野原』っていう町の施設だったころに
植栽デザインを吉谷桂子さんにお願いしていたとのこと。


そういえば以前、吉谷さんがインタビューで
バイオゴールドの土を
「パッションを爆発させる土や肥料」
とお答えされてたし、

やっぱりバイオゴールドなのかなぁ~


まぁ土がたとえ高級園芸土だとしても
実際に花を咲かせるには
やはり手入れや知識が必要なわけでして、

ドシロウトのあたいが見ても絶賛せざるを得ぬ、
素晴らしい生育の葉や花たちです。



さて、お次は▼こちらのゲートをくぐりまして。











▼画像編集なし。メルヘンカラーに撮れた。






▼来年あたり、このロープ部分にすべてのバラが繋がって
ガーランドが360度、完成したら素敵でしょうねぇ~

















▼次はこんなビビッドな世界。
絵本の中にいるみたい〜ღ˘◡˘ற♡.。oO



























カラースキームを変えることで
進むたびに違う世界が展開されて
次々に「うわぁ~!ここもイイ!!」の連続。


植物にいちいちラベルが付いていないのもいいなぁ。



お次のエリアは白、白、ホワイト。

どのエリアも、次へ移動するときに
少し狭まったところから入るので、

▼最初に目に入ったときの印象が圧巻です。
















▼噴水のおかげで水面が動いて効果的。
でももうちょっい細いほうが好みだわっ
なんか太っとい。。。あたいのノドぼとけみたい♪











▼ねぇ、なんでここのバラたち、
低い位置でもこんなに山盛りに咲いてるの?
オアシスに切り花差してんのかってくらいおてんこ盛り。























▼お次は大人シックなエリア。

周囲の山を借景に実際よりも広く感じられて ✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*





アプリコット色と、淡い黄色のバラを
黒っぽい色が織りなして。


なんなの~この絶妙な色合わせ。素晴らしい!






























▼植栽のフチを引き締める銅葉のクローバー。
珍しくもない植物だけど
ボーダーラインとして効果的。

そう、ここのリーフ類、特別珍しくもないものも多いけど
使い方がとても素敵です。

ちゃんと植物をリスペクトしているなぁと随所で感じられます。






さて、ローズエリアも最後に来ました。


▼パラソルも安っぽいものでなくてイイですにゃ。





この日、天気予報では曇りのち雨だったからか
あまり人も居なくって。

でも天気予報は外れて
こんなにいいお天気でした。


やだー。こんなにいっぱいお花咲いてるのに
もっと人目につかなきゃ、もったいない~。・゚・(´^`*)・゚・。














▼遠くの小道が見えるようにか(?)、
高さを変えた植栽のエッジを
白いサルビアがラインで入っていて。

目線が奥へ持って行かれるような
立体的な演出が憎いぜ~!






▼トイレの壁も手抜かりなす!なす!











はぁ~ 素晴らしいガーデンでした。

かねがね書いているけど
あたいはバラはそれほど
世間の奥様方のようには熱狂していないのだけど、

それでもこのお庭の行き届いたデザインや
まだ公開2年目とは思えぬ出来上がり具合には
圧巻の体験を経験でありました。


ローズガーデンを出て。










このイイかんじのベンチに
最初、声のデカいオバハン連中が座ってて。

「あ~、誰か、いい感じの人が座ってくれないかな」
と待ってたら、
本当にいい感じのお二人がきて座ってくれました!

スナップとして撮らせていただきました。






70歳代くらいのベテランご夫婦のよう。

この寄り添いかた、素敵です。

夫に先立たれたママンが
「いいなぁ~ 素敵だねぇ」とうらやましがってました。













プロの中でも本物のかたに植栽監修されていて
とてもレベルの高いガーデンだと思いました。


なーのーに入場無料!
駐車場(300台)も無料!


……どっからお金でてんの?


中之条町っつーのは文化的な催しや講座に力を入れていると
群馬在住のおばはんから聞いたことがあって、

そーいえば植物写真家のいがりまさし先生も
中之条町主催の植物講座にお招きされたりしてるんさね。


中之条町には他にも
『中之条山の上庭園』っていうハーブと宿根草のガーデンもあって
こちらも入園無料なのになかなかのガーデンなのです。

アサギマダラ(蝶)も飛来するんですよ。


群馬県中之条町、やるじゃん!



さて、中之条ガーデンズ。
残念なところもありました。

1、まず花苗販売コーナーがまったくチョメチョメです。
普通の園芸店としても全くいただけませぬ。

あたいだけじゃない、
その場にいた見知らぬ奥様グループも
「なにか買おうと思ってもこれじゃあ」とのお声でしたよ。

ローズエリアで使われている
リーフ類とか販売してくれたらいいのに。


「このリーフ、欲しいなぁ」っていうの
いくつも植えられてたし、

客ってーのは、なにか見て感動したあと
お金を使いたくなるもんなんだよ。


2、あとトイレの手洗い場の花瓶。
なんで造花なのよぉ!
しかも出来の悪い、安っぽいほうの造花。

残念を通り越して腹立たしいくらい。
そこの野っぱらにいっぱいヤグルマソウとかさいてるじゃん。
そういうとこ、ちゃんとやっていこうよ。
ヤル気だしてこーよ。



3、あと売店の商品にもうすこし魅力があってほしい。
工場クッキーとか工場うどんじゃなくて
朝採れ野菜とかあればいいのに。

賞味期限の長い工業食品より
生きた食品のほうが魅力的。
(ま、これはかなり個人的感想だけどね)


4、それとレストランコーナーでは
カツ丼にハンバーグ定食もいいけど
地場産の新鮮なサラダバーがあればいいのにな~
街からきた人間は生野菜に飢えてんのよ。

自分も育った県だから書かせてもらうけど
田舎のシニアってのはハンバーグだのが外食する(金だして食べる)ものだと思ってるかもだけど、
街から来る人はそーゆーのはもう街にあふれてて食傷気味なんだよね。
それにわざわざこういう施設で洋食食べたいとも思わないわけよ、
昭和のごちそうじゃあるまいし。

群馬は野菜も果物も、自慢できる美味しいものかあるんだから
サラダバー、フルーツバーをぜひ!
切るだけだし(笑)


5、それとそれと、売店エリアの販売員さんが
ずーーーっと私語で盛り上がっててのぉ。
いや、しゃべってたっていいのよ、
「田舎の店員ってユルいよねぇ」くらいの
観光気分にもなれるし。

ただ、あれは盛り上がりすぎ。
たとえばコンビニ前で騒いでるヤンキーに
「この場所知りませんか?」と話しかけられる度胸のある人、
および鈍感な人じゃないと入っていけないほどの盛り上りだ。


もちろん客がレジへ行けばちゃんと接客してくれるんでしょうけど
割り込んで行く気がしない……

財布におつりしまうより早く
またおしゃべり始めそうな雰囲気で
買う気もうせました……


せっかくローズガーデンの完成度が高いのに
施設の職員さんたちや運営側の意識は違うみたいで
そこがかなり残念でした。

(╭☞• ⍛• )╭☞それな



でもでも
ローズエリアだけでも東京から行く価値あり。


このレベルをこの先
何年間も維持していくためにも
入園料取ってもいいかも~


数年後にダメになっていくガーデンとか見たくないし(。´Д⊂)


今度は雨のそぼぶる日か
雨上がりの秋の日に行きたいな~