いや、ここのところ
まさに怒涛の忙しさだった。
毎日3時間くらい
リビングで仮眠程度の日が続いたせいで、
15年間、毎日欠かさずに書いていた日記も
ついに記憶を遡れないほど
空白が続いてしまった。
なにがそんなに忙しいって
お菓子販売始める前から決めていた
ワークショップは全部行きたいし、
(写真、ボタニカルアート、
ドライフラワー、デルフト焼きなど)
この時期は
展示会や勉強会など多くて、
中でも京都400年の老舗料亭
『瓢亭』15代目高橋義弘さんから
直伝の勉強会(10名限定貸し切り)は興奮ものでした!
そしてお菓子販売が順調で
作っても作っても売り切れる!
↑うれしすぎる誤算
お菓子はさ、今まで一度も同じお菓子を
作ってないから
毎回、ラベルを印刷したり
パッケージの袋を捜したり
原価計算をしたりして
1つのクッキーを仕上げるのに
4時間くらいかかるのな
3種類なら
12時間。
「そんなに時間かかるわけないじゃん」
って思うやね。
あたいも昔は
「は?クッキー2枚で300円?
原価いくらよ。ぼったくるよねー」
って思ってた。
原価ってのは
単に材料費だけじゃないんだなーって
今更ながら
社会勉強しております(;^ω^)
▼土日の二日間、睡眠時間3時間で
やっとこれだけ作った(4種類)。
混ぜて焼くだけのクッキーではなく
とにかく手間がかかるメゾン系のクッキーだや。
200円で売ってたけど
260円に値上げ。
バターも小麦粉もフランス産。
バターは日本の2.5倍のやつ、
小麦粉は日本の5倍するの、使ってるしね。
▼京都・一保堂の抹茶(3000円ほど)を
めっちゃんこぶち込んだ原価割れ割れの
抹茶と小豆のパウンドケーキ。
右はバニラのウイークエンドケーキ。
バニラエッセンスではなく
マダガスカル産バニラビーンズの鞘からしごいた
本物のバニラビーンズをふんだんに使用してます。
▼ラズベリーとバニラのバターケーキ。
パウンドケーキよりもバターを多く配合しているので
そのまま食べると重いけど
レンジで6~8秒チンして食べると
ふわっふわのエアリー食感に♪
▼シフォンケーキはホールでのご注文も
いただくようになりましたっ♪
上からバニラ、アールグレイ(紅茶)、オレンジ
■バニラシフォン
マダガスカル産バニラビーンズは
ここ2年くらい
世界中で超絶高騰しててさ、
昔はバニラ鞘 1本400円くらいだったのに
今1本 700円もすんのよ。
しかも昔は質も良くて
鞘3分の1(130円分)でも
ビーンズが充分取れたのに、
近ごろのはしなびてるもの(B級)が多いから
シフォン1個に全鞘700円分ブッ込んで、
それをホール(まるごとサイズ)で
1800円で販売しているんだもん、
ボランティアか?って価格だやね。
■アールグレイ(紅茶)のシフォン
アールグレイティーで
一番のお気にいりは
シンガポールの老舗クラシカルホテル
ラッフルズホテルのもの。
1泊20万円ほどの
ラクジュアリーホテルのアールグレイの茶葉を
バカっとスカっと使用しているで!!
よくある「紅茶のシフォンケーキ」のレシピは
『茶葉を混ぜただけ』のものが多いけど
あたいはそれでは納得しきらん。
お湯で蒸らして開いたアールグレイを
生クリームで
超濃厚なミルクティーにして
シフォン生地にまじぇまじぇしてます。
これもホールで2000円ぽっきり。
金捨ててんのか!?って値段だやね。
■生絞りオレンジシフォンケーキ
よくある『買ってきたオレンジジュース混ぜた』ものじゃなく
生のオレンジを絞って、
軽く煮詰めて濃くしてから混ぜている
本物の生搾りオレンジシフォンケーキさー
オレンジピールも生地に混ぜて
オレンジ系のお菓子好きにはたまらん
シフォンに仕上げてまっせー
個人的には
これが一番食べるの好きだけど
原材料費がエグいわりに
これも2000円ぽっきり。
前世のつぐない
させられてんのか?って値段ですな。
ま、ありがたいことに
並べると2,3日で完売していただけるので
当初、懸念していた
廃棄はゼロなので
どうにか損はなくやれてます♪
(自分に自分の労働賃金は支払えてないけど)
ま、いいんさね。
ダンナは
お金使うだけだったまめ吉が
稼ぐ気になったって
朝日に向って一礼しているし、
ママンも
まめ吉に労働意欲が芽生えた!って
仏壇に手を合わせて泣いている。
あたい
なんか
イイコトしてる気がするぅ(パァァァァ~)
昔、鑑別所出たときに
生まれ変わったあの気分を
今また味わっているよっ♪
そしてなんとついに
プチ出店計画も2つ
お声がかかった!!!!
……どうする? あたい、どうする?
これ以上、やってけるのか?
ホントに寝る間もなく
急にいろいろが回り始めました。
(詳細は決まり次第、自慢げに発表します)