2020年1月22日水曜日

住めば都

調布市仙川のホームセンターからパチリ。

▼富士山が見える~(スマホ撮影)





調布市仙川エリアは
数年前からちょっとしたミニバブルだ。


あの高級住宅地、世田谷区成城と大きく隣接しているからか
調布市仙川の住所なのに
「成城〇〇」「××成城店」と名乗る病院や店もちらほら。


20数年前はまだ普通の街っていうか
物件もお高くなかったので
わが家も家を買う候補地の1つでした。

でも不動産業者さんが
「仙川は各駅停車しか停まらないし、
調布市役所や図書館も遠くて不便。
やめたほうがいいですよ」
などとオススメしてこなかったんさね。


しかしその後。

クイーンズ伊勢丹がリニューアルしたあたりから
オシャレなパン屋さんやケーキ屋さんができて、

成城にお住まいの芸能人もチラホラ目撃されだし、


世界的建築家・安藤忠雄の建築が並ぶ
安藤ストリートには
美術館やホールなどアートな施設ができ、


近隣の桐朋学園(音楽)や白百合学園(女子大)の
キレイなお嬢ちゃんたちがタピオカを飲みながら
ショッピング、


ついには2001年に快速電車、
2015年には区間急行も停まるようになって

便利でプチリッチな街になってるがや~!!


くっそぉ~

安かったあの頃、家を買っといたら
どんだけ資産価値が上がったのかなぁ、と
タヌキの皮を計算したりして。


ところで。

過去に何人か出会った
仙川にお住まいの方々が
不思議と必ず口にしたセリフがある。

「仙川はね、調布市といってもほとんど世田谷区なの。
市外局番は03だし、
生活圏も成城なの。
子どもの幼稚園も成城だったわよ

といった言葉であーる。


たまたま知り合った人が、なのかもしれないけど
「仙川は調布っていってもね、」
という枕詞と、
「市外局番は03」はかならず言うようだ。


たしかに「調布駅」は5駅も先の彼方だし
世田谷の属領的エリアなのは違いない。

そう言いたくなる気持ちもよくわかる。


あたいも仙川住人だったなら、

初めて会う人から訊かれる
「どのへんに住んでるの?」に対して
「調布市」のイメージだけでは気が済まず、

「仙川はね、調布市といってもほとんど世田谷で
言いたくなりそうな気がする。


でも、

ずっとそんなふうに
言い訳しながら暮らすの?

そう思うと、あたいのような性格の人は
やっぱりあのとき
仙川に家を買わないでよかったのだ。


モヤモヤしないで生きていくのが一番なのだ!


三鷹市のすみっこのほうの我が家。

無人野菜販売所の多さ、
往来の人の少なさ、
街灯の少なさ。


自慢するようなことなど何もないエリアだけど
『住めば都』とはよく言ったもので
ちょうど合っているのだ、と思う。