『星の王子さま』の有名な一文、
「大切なものは目に見えないんだよ」
あたい、この文章、残念ながらピンとこないんだよなー。
きっと自分で読む前に
なにかで耳にしてしまったせいだ。
実際に読んだ時にはもう、
「あー、これね、はいはい」って
確認作業になっちゃったんさ。
あたい、不幸デスカ?
パーキングエリアというより街みたい |
ゴミ箱にもちゃんと気づかいが。 |
まるいテーブル用のクロスが素敵だわぁ。 |
結局、大人になってから初めて読んだけど
それも図書館で立ち読みした程度でね。
パラパラ~とページをめくりながら、
「こんなこと気にする繊細なタイプの人と
付き合っていくのはめんどうだな」って
疎ましく感じちゃった。
あたい、もう、パッサパサの大人になっちまっただよ。
心のやわい時期に
たまたま手にして読んだなら……
その一文に衝撃的に出会えていたなら……
やっぱりさー、適齢期に読む本って大切なのかもね (((^_^;)
PAと言えども、ラーメンやカレーは食べられません。 カフェもレストランも、ぜんぶシャレた料理だけです。 プロバンス地方の家庭料理をご提供、なんだって。 ここのお店では、サン=テグジュペリの時代の味を再現した 1930年代のコーヒーが飲める、とか。 あたい、コーヒー呑まないんで頼んだことないけど。 |
おプロバンスなおレストランには 「お子さまランチ」なんて置いてないのです。 カタカナを、パッと見て読めなかったのは老化現象ですかね。 |
同じく、思春期に読むのをオススメされている
『ライ麦畑でつかまえて』
『フラニーとゾーイー』
『かもめのジョナサン』あたりも読み逃した。
みんな、読んだ?
あたいが思春期に読んでた本といえば、
『蟹工船』 『長距離走者の孤独』 『異邦人』など
暗い、重い、虚無で退廃で批判なド定番とか、
『地下室の手記』(ドストエフスキー)は
まーったく意味がわからない所がイイと勘違いしてたり、
安倍公房ワールドにハマってたクチだからか、
もはや犬(動物)か植物くらいにしか
イノセントさを見いだせない大人になっちまったのですわぃ。
売店のワゴンも凝ってますねぇ。 缶とかパッケージがかわいいものがたくさんあります。 |
水もジュースもガムも輸入品ばかり。 カルディみたいな雰囲気。 |
この白い塩、欲しかったのです。 シャリシャリと薄く削られているので 食べる直前に指すりつぶして。 荒いまま塩おむすびにすると、まぁ美味い。 |
ひゃあ~ こんなお高いもの、ファンなら欲しいのかな? 星の王子さまグッズがわんさか売られてます。 |
ソレイアードのカップが売られていた。 一番左のカップの柄は、 先月作ったバッグと同じ柄。 ふと見たら、売店内の壁布はソレイアードですねー。 |
さて。
一説には『星の王子さま』は児童向けのおとぎ話ではなく、
大人が読んでこその哲学書である、みたいな考え方があるらしい。
たぶん。
そうなんだと思う。
こーゆー禅問答みたいな文章は
書かれていない底を
努力して読み解くものではなく、
人生の酸いも甘いもかみ分けたのちに、
「自分にもこういうことがあったのぅ」と
まるで昔の日記帳でも読むように
しみじみ読み解くのがいいのではないかと思う。
目安はきっと演歌やシャンソンが沁みるようになった頃。
クリームよりもあんこの味わい、
マンゴーよりもビワのほのかな甘さ、
花束よりも山野草の侘しさ、
そんな年齢になったころ、ふと
いよいよ『星の王子さま』を読むとドカンと効くのかも♪
きっと自分の人生と重なって、
オリジナルの物語として読み解く、ってのが
おもしろいんじゃないかな。
ビバ老齢期!
トイレ、ラグジュアリ~♪ |
飾られている花も、菊とかじゃないのね。 この枝モノなんだっけ? ハイキングコースによくあるやつで、 ジョイフル本田の切り花コーナーで買えるやつ。 |
壁に多肉植物のタブロー。 照明が当たっていいですね。 |
その昔、大切なものを心で見ようとしすぎて
浮き世を捨ててしまった友達のことを思い出して
あれこれ考えちまっただよ。
まだまだ成長期、青いあたいデス!!