2019年12月31日火曜日

しめ飾りづくり(2)実践編


(1)準備編 から2週間後。
ついにお楽しみのしめ飾り作りの日!


一人に1束、ワラが配られてスタンバイ。




前回、ここへ来たとき
日本全国のしめ飾りをみて
どんなの作ろうかと夢が膨らんだけど、

簡単な3パターンのなかから選ぶことになり、

ダンナとあたい、別々のを作成することに。


あぐらをかいて、
手のひらを縒りあわせて
ワラをヒモにしていきます。


▼どう? あたい、まぁまぁ出来るっしょ?

実はあたい、子どものころ
縄、綯ってたからにゃ。




年末になると
農家さんから藁をいただいてきて、

パパリンwith子どもたちで
しめ縄とかしめ輪(水回りに飾るやつ)を作ってたの。

毎年、な。


なつかしく思うこともあったけど
東京じゃワラも手に入れられないし……

と思っていたところ、今回のワークショップ。


ありがたや~ ありがたや~


■ 細い紐は作業用=人間が使うもの=右綯い。

■ 太い縄はしめ縄用=神様へ捧ぐもの=左綯い。

なんだってさ~






完成ーっ!!

▼ダンナ作。





▼あたい作。





売ってるのと比べて
バサバサじゃん?

いちおー、言い訳すると
売ってるしめ縄は
しめ縄用に栽培したワラで作られてて、

夏、まっすぐで青いうちに収穫して
直立保存したワラで作ってるんだって。


▲これは秋に天日干しして、米の収穫をしたのち、
納屋で平積みしてたワラなので

色も青くないし、
見た目もバサバサだけど、


でも、昔のお百姓さまが しめ飾りつくりに使っていたのは
こーゆーガチ藁なのだ!

かえって貴重かも~♪


で、庭の植物をちょこっと飾って
▼これがわが家の´20しめ飾りとなりました。




ウラジロの替わりに
葉の裏が白いオリーブの枝を挿してみました。


ダンナが作ったものは
ダンナ実家へ、深大寺生蕎麦と一緒に送りました。


さて、2019年もいよいよ終わりそう。

みなさん、いつもブログを見に来てくれて
ありがとうございます。


今年、一番アクセス数が多かった記事は

キャンピングカー旅話でもなく

ガーデニング話でもなく、


『シュウウエムラなぎなた削り方』

アクセス数 15156 でした!
(23:01現在)


あたいのブログ内では異例の高アクセス。

み、みなさん、
そんなにアイブローの削り方、知りたかったですか。


お役に立ててよかったです♪


時々おさぼりしちゃうブログだけど
2020年も宜しくお願い申し上げます ( ・ㅂ・)و



2019年12月30日月曜日

水車小屋へ

しめ飾りワークショップが行われた古民家の川向いに
水車小屋がありました。

▼赤い屋根がそれ。


(HDR撮影)

「カモ泳いでる~ 水車小屋ある~
イギリスの田舎を思い出すわぁ~」

と、いつものように
行ったこともない場所の思い出にウットリしているあたいに

「ぜんぜん。なにを見ても日本っぽい」と
バッサリ斬り捨てるダンナ。

ちょのくそっ!

普段あたいにやり込められているから
反撃にでてるんだにゃ

\\٩(๑`^´๑)۶////プンプン!


この水車小屋、
一般公開されているそうなので
ついでに見学にいってきたよん。


がらんとしてるかと思ったら
三鷹市の施設だからか
職員の方が4人(も)いた。


寒空の下、見学者も来まいと気を抜いていたようで
縁側でぺちゃぺちゃおしゃべりしてた。

いいねぇ あたいも市の文化施設を仕事にしたい♪


初めて来た人には
ガイドをしてくださるという。

うーん、あたいはねぇ
ガイドってのは嫌いなんだよね。

(ということを書くのは初めてではないけど、また書く)


まずは自分で見たいんだよね。

自分で発見して、気づいて、疑問を持ちたいのに
ガイドの人ってなんでも先に教えてくるんだもん。

つまらん! つまらん!

聞かれたことに答えるか、
見逃して通り過ぎたら教えて欲しいのになぁ~


料理もそうじゃん。
食べる前にあれこれ説明されるより
まず食べてビックリしたいし、

絵画も、なーんにも知らないで
まずは自分の第一印象で見たい。


初めてだからこその驚き、感激、
それこそがシロウトの醍醐味!

だからあたい、
なんにも知らなくたって
ぜんぜん恥ずかしくないもんね。

造詣の浅さ、上等じゃん?


……と持論を振りかざしても仕方ないので
おとなしくガイドしていただきました(#^^#)





地域の農家さんに依頼されて穀物を挽く
「水車屋」という職業だったのだそう。

江戸時代(1808年)に作られ
昭和43年(1968年)まで現役だったんだって。


などと、まぁ、ガイドさんの話があると
ありがたさも倍増だよねぇ~

でた、あたいのダブルスタンダード( ͡° ͜ʖ ͡°)フッ



▼12メートルもある大きな水車。
カメラに入りきらない~




ぐるんぐるん回ってます。

迫力。怖い。


































▼脱穀機。

本体に書いてある
『埼玉県 川越市 ㈱木屋製作所』をネット検索したら、発見!

→ http://www.kiya-ss.co.jp/gaiyou.html




1911年(天保元年)創業、
今では自動車部品や金型、曲げプレスなどのメーカーだそうです。






















なかなか面白かったです♪


2019年12月29日日曜日

しめ飾りづくり(1)準備編

ワークショップ話がつづいてます。

食べ物じゃないワークショップ
はんこ作り写真教室ときて、

今回はしめ飾りを作って来たよ~


会場は三鷹市内の古民家。

▼江戸時代からつづくわさび田には
夏にホタルも舞うのよん。


























▼日本各地のしめ飾りが展示されてて、





これがなかなかオシャレでビックリ!




















▼鳥がモチーフのしめ飾り。
北欧雑貨みたい、と思ったら
あ、たしかにフィランドのヒンメリwikipedia
ワラ細工だよね!






▼そう思って見直すと……オシャレかも♪





▼こんなん作ろうかな~




いよいよ実技。

このしめ飾り講座は2回コース。

第1回のこの日はワラの下準備だけでした。


となりの田んぼで収穫したワラを梳いて
くずくずのワラをきれいにしまーす。





その後、ワラを濡らして

▼木槌でトントン。柔らかくしまーす。





この日の受講者20人。

最初のうちはみんな楽しく
わーきゃーやってたんだけど、

やってもやっても減らないワラの山を前に
次第に「体験」は「作業」のキツさに……


今思うと、あのワラの量
わら飾りで実際に使う材料分の
30倍くらい、あったなぁ~

タダ働き、させられた?(笑)



講座の終了時間がくると
いつのまにか人が減っていき
ふと気がつくと5人


ここまで減っちゃうと
シレッと消えることもできず、

残った5人が
無言でワラを叩く音が響きます。

トントントーン

トントントーン

与作か!


雪の予報がでていた寒空の野外作業。

気分はBSで再放送中の『おしん』。

朝は水汲みに洗濯、
昼は農作業、
夜はワラ編み、

あげくに
伊東四朗のお相手までさせられて。

( ꒪﹃ ꒪)

あの時代の女性はたいへんだったやな……


令和時代の女性のあたいは
イスに座ったまま
ダンナの作業を応援しました~


で、帰りに少しワラを頂戴いたしました。




ホタルが自生しているので
無農薬で栽培しているのだそう。


そういえば三鷹市が誇る文化施設
『ジブリ美術館』のカフェでは
2001年のオープン当初から
本物の麦ストローを使ってるんだよね。

たしかにワラって中空になっているけど
吸い上げにくくないんかな?
ってイメージあるけど、

プラッチックのストローの排除が進む
現代を先取りしてたのね、ジブリ。


(2)実技編 へつづく。

2019年12月28日土曜日

生クリームのセミナーへ

おてがるセミナーへの参加話が続いてますが
お次は生クリームのセミナーへ行ってきたよ!




え、食べ物のセミナーばっかじゃんって?

あったりまえじゃん!


この日は某乳業メーカーさんから
講師をお招きしての講座でした。

▼生クリームの絞り方、実演。
楽しみにしてました~




え、こんだけ?

「バラの花とか絞る」って聞いていたような?

……そ、そうなんだ。


なんか、こう、パティシエの妙技的なものが
見られると思ってたのになぁ~


あたい、18歳のころ、ケーキ屋さんでバイトしたことがあってね、

ケーキ職人さん(当時はパティシエなんて言葉はなかった)たちが
生クリームでデコレーションやナッペを
あざやかにキメているのを
間近でみるたびに感動的でねぇ。

ああいうのが見たかったなぁ~Ψ( ̄∇ ̄)Ψ



お次は講師の先生による
『ドーム型ケーキ』の実演!

1、市販のスポンジ台を3等分にスライスする
2、丼ぶりの内側にラップを敷いてスポンジ1枚を敷く
3、イチゴと生クリームを入れる
4、スポンジでフタをして、もう1回イチゴと生クリーム
5、ポンッとひっくり返してドーム型ケーキ、完成

ということでしたが

▼ドーム型ケーキになってないような……





▼これで完成……でいいのか、先生?ヾ(≧∀≦*)ノ〃




緊張ほぐしてくれる先生だわぁ♪


次、食べ比べタイム。

牛乳からできている純生クリーム
植物性油脂からできている生クリーム風のものを
食べ比べるのだけど、


▼ホイップされすぎたせいでバサバサの
純生クリームのほうが
断然マズそうに見えるという……(笑)




しかも試食したら、なんだか気持ち悪い味。

甘さとバニラの香りがないと
油脂を舐めてるかんじだにゃ。


さて、ここからはいよいよ実技コーナー。

当日、会場で相席になった主婦のかたと
2人1組でホイップしていきます。

6人参加だったので3組になりました。


▼100円のホイッパー2つを噛み合わせて
一握りにして使うと早くホイップできるそう。




ただ、100円の調理道具は
品質がホニャララなので、

金属のボウルを使うと
泡だて器からなにかが剥げて
黒っぽい生クリームになることがある、とのことで


「100円の泡だて器を使うときは
プラスチックのボウルを使ってくださいね」と。


え、ええーっ!?
だったらちゃんとした泡だて器を買ったほうがいいような。


と心のなかでツッコミつつ、

二人一組になった隣りの奥様と
ホイップ♪ ホイップ♪


を~ ホイッパー2本を噛ませて
1本にして泡立てると
もんのすごく早く泡立つ!


楽しくホイップしすぎて
▼ボッサボサに(^。^;)~💦





話がかわるけど、


三鷹市にあるシフォンケーキ専門店モリスケでは
純生クリームに、あえて植物性クリームを混ぜて
軽さを出している、と店主から伺いました。


そういえば
数年前に一世風靡した堂島ロールも
純生クリームに植物性クリームと牛乳を混ぜて
あの独特の軽さを出しているとか?


味覚のすぐれた人たちは
いろんなこと、やんのねぇ~


さて。

せっかく教わったので
クリスマスに
ドーム型ケーキ、作ってみたよん。

▼冷やしているあいだに
あたいのもドームが沈んできて
普通のケーキになりました~ヾ(´ε`;)ゝ






2019年12月27日金曜日

みかん食べ比べのセミナーへ

こないだ書いた、スーパー主宰の
『おせんべい、勉強してみた』

今度は『みかん食べ比べセミナー』へ行ってきました~\(´∀`*)ノ


同時に食べ比べると
味の違いがはっきりして面白かった~




講座の終わりの質問コーナーで、

「『糖度はセンサーでわかる』ということでしたが
甘さと値段は比例する、ということでしょうか?」

と質問したら、

なぜかこれが

「美味しいミカンは高くて不満」

という意味にとられたようで、

終始
「ははぁーっ、大変申し訳ございません」
といったようすで、

「できるだけお安く売り場に並べる努力はしてるんですけど、
申し訳ありません」

「美味しいものはどうしても
値段が高くなってしまうんです、すみません」

と、社員さんたちに口々に謝られたんだけどぉ、


いや、いや、
値段に文句つけてないってば!

安いの買って失敗するくらいなら
高くても確実に美味しいものを買いたいから
訊いたのになぁ……


え?

クレーム体質
顔に出ちゃってた?(^。^;)~ハハハ💦


特に美味しかった2種類を
売り場で買って帰りました。



さて。

毎年、かならず、親戚から
温州みかんが箱で届くわが家。

なのでこの時期
「温州ミカンを買う」ということは全くない。


例年、半分ほどは
『パリパリみかん』にしていただいてます。

→ 2015年1月5日『新食感みかん』
→ 2015年12月24日『パリパリみかん2015』


▲これを書いてから、数人のかたに
「不味そうだったけど、やってみたらハマった!」と
言っていただきました(笑)


でも今年は冷凍ミカンに精をだしてみようかな?

→ 2019年7月13日『おふたりさまフォト』

霧吹きで水をかけながら凍らせることで
乾燥させないで冷凍みかんを作れるらしい。



それから、小嶋ルミさんのレシピで人気の
『温州みかんジャム』も作りたいんだけど、

でもジャムなんて作る余量もなく
せっせと毎日3つ、食べちゃうのです。


先日、健康番組で
「温州ミカンを毎日3つ食べると
ホニャララという成分が体内に溜まって
夏くらいまでもつ」と言っていたので、

毎日3つずつ、食べちゃうのです♪


2019年12月26日木曜日

球根を遅植え

秋に買い集めた球根を
やっとこ植えました~٩(^ω^)و


「なぬんこ! 今ごろ?」

そーです、今ごろ、です。


ふっ ふっ ふっ
なにも2か月間も
ただほったらかしてたわけじゃーありませんよ。


時をさかのぼること3か月前。

四国旅行のときに伺った
高松市の園芸店『ガーデンズ』


『ガーデンズ』といえば、の黒チューリップ。

▼著書の表紙の黒チューリップ、かこええ。



本の購入はこちら → ■■■


そんな魅惑の黒チューリップ。

9月末にガーデンズさんへ伺ったときに
たまたま、

「今日から販売なんですよ。今から袋詰めです」

と聞きまして。


そりゃ買わないわけにいかないでっしょー!


ポールシェラー、ブラックヒーロー、
ブラックパーロット、コンチネンタルなど
黒チューリップの球根たちがズラリ。


しかもどれも球根が大きめ。

薄皮も美しく、ピカピカしていて
良く出来たマロングラッセみたいに美味しそうな球根。

はぁ、こういう高級園芸店は
やっぱり一級品を扱うのねぇ。


いやー、黒チューリップってさ
見本の写真が黒を盛りすぎなのか、
なんか結局、あんまり黒くなくない?


■ 2016年5月17日『庭チューリップ クイーンオブナイト』


毎年ガッカリなんで
今年は買うのやめようと思っていたんだけど、

でもガーデンズでピカピカの球根を見た瞬間、
「よし、もう1回だけチャレンジしてみよう!」と決意しました。



ほんなら店員さんが、

「ガーデンズではけっこう寒くなってから植えるんですよ」

「ちょっとだけ芽が出たくらいで植えます」

とおっしゃって。


宮本里美さんもインスタグラム
「1月になってから植えています」とも書いてあって、


もしかして
黒さの秘訣は
遅植えなのだろうか?


いや、四国は温暖だから1月、とか?


わっかんないけど、
とにかく「芽が出てから植えよう」と
満を持して、

▼ついに植えどきとなりました。






▼こちらはオザキフラワーパーク(練馬)で購入したもの。
オザキは今年、原種チューリップの種類が増えてた気がする~




原種チューリップ・サマンサは
去年、気に入ったので
今年は3倍購入しました。


▼これな~




▲この鉢、お気に入りだったのに
夏の台風で倒れて真っ二つ……

お正月に貼りつけてみよっかな~


あ、ついでに書いちゃうけど
年賀状、一昨年からやめました。

それでも去年は5枚ほど出したけど
それも今年でもうやめようと思ってます。


昔、「50円で人付き合い出来りゃ安いもんだ」
と言った身内がいたっけ。


たしかに1年に1回
ハガキくらい書いたらいいじゃん、と思うけど、

年末に余計なストレスかかえるの、
もうイヤになっちゃってねぇ~


年賀状を出すのやめちゃうと
年賀状が来なくなっちゃうのは残念だなぁ~

あたりまえだけど。


でも毎年みるのを楽しみにしていた
個性的な年賀状が来なくなっちゃうのは本当に残念にゃ


2019年12月23日月曜日

憧れの『市川』さんへ

あけさまのブログ『あけの秘密の花園』
日本中の素敵なお庭と
日本中の美味しいお店の情報がいっぱい!


そんなあけさんのブログのなかで
ときどき気になっていたお店『市川』


ネットで検索かけても
食べログにもgooglemapにも
情報が出てこない。

「予約を入れてから2年待ちました」
などと書かれたブログもちらほら……


なにやら、マダムがおもてなしくださる
1日1組、邸宅レストランらしい。


そんな別天地レストラン『市川』さんへ
年に数回行かれているあけさま。

いいなぁ~ うらやましいなぁ~


夜な夜な、お百度参りをして
「いつか市川へ」と執念を燃やしておりましたところ
伝手の伝手で、今回たまたま空き席ができたそうで
お声をかけていただけました♪
(Mさま、あけさま、ありがとうございます)



念願の『市川』さんへ、いざ!


……と勢いこみすぎて
あけさまから教えていただいたお店の住所を
間違えてスマホ入力し、
ムダに歩き回ってくたびれ状態でお店に到着。


お店、といっても看板はありません。


▼あけさまが「白い壁にツタのからまったお宅」とおっしゃってたっけ。
植物を目印にするとは
さすが『ガーデンダイアリー』の名物編集者さんッス。









お玄関の前には
おハボタンの
おキレイな
おリースが飾られていました。


なんだかむやみに「御」を付けたくなるような
そんな佇まいのお宅です。


昔、大学教授の家へお招きいただいたときを想いだす佇まい。

急に緊張ちてきまちた……






▼クリスマスの設えに気持ちもあがります♪






Mayさんが「キリスト降誕のシーンね」と気づいて。
なーる。
クラシカルな光り方がまた、もうっ!





あー、ちなみにMayさん
年に何度もヨーロッパの美術館めぐりなどされてる方で
この日はウィーンから帰国されたばかりでした(ू•ᴗ•ू❁)






▼輸入玩具店で
目ん玉飛び出るお値札が付いてるやつだ……





▼うちにあるプラッチックのとはやっぱ違うにゃはは~










▼犬くんとほぼ同サイズ!
首におリボン付けてもらってる~





▼こ、こ、こりは!
もしやドーム兄弟 ドーム・ナンシーの風景図花瓶では!?
(゜ロ゜ノ)ノ エエーッ




他にも素敵なものがあちこちに。


さて、時間がまいりまして
マダムのご挨拶から食事がスタート♪

マダムはどういったお方なのか存じ上げませんが、
近ごろNHKでやってる
『大使夫人のおもてなし』とかいう番組、
あの雰囲気を感じる素敵なお方。

大使夫人、外交官夫人、文豪や画伯の大家の奥方、

……うーん、ハイソサイティーな世界を知らないあたいなので
そんなところが精いっぱいの表現です。



▼まずはこちらのお茶。

一口味わって「ん!?」
甘味と香りが段階的に変化すんの。
なんでこんなに口内で変化するんだろう。

たとえば水出し茶(甘味)と、適温で淹れたお茶(香り)を
別々に淹れてから併せて供されたのか、と邪推してしまうほど。




……だなんて
1つずつ料理の写真に解説していくのも野暮ってなもんだけど
でも1品ずつ、どれも感激する味わいだったのよねぇ。


▼前菜。
栗のスープ(出汁仕立て)、
菊ときのこのおひたし、
鴨(コンフィだと思う)甘いバルサミコソース、
クランベリーとマスカルポーネの和え物、金柑煮。




クランベリー、ふっくらと戻っていて美味しい。

そうマダムにお伝えしました。


以前、ドライのクランベリーの砂糖やオイルを抜く
試行錯誤をしたことがあったので驚いたのです。


そしたら、なんとマダム、
「これを使って戻したのよ」
〇〇(調味料)を小皿にいれてきて
味見をさせてくださったのです。

常連でもないあてくしにもこのご厚意!



マダムは、料理の勉強のために
たくさんの名店で食事し、学ばれているそうで
「うちのエンゲル係数はなかなかですよ」と笑っていたけど、

こんな立派なご邸宅に住まわれているお方がおっしゃるその台詞、
いったいどれだけのエンゲル係数なんざましょね("⊙Д⊙")


マダムが通われるお店は
のちに次々にミシュランの星が付いていくそうで、

そんなお店で味の研鑽をつまれて
こうしてド庶民のあたいのお口に入るんですもん、
ありがたいことざーます。本当に。


美味しいお店の味を分析しつつの
そんなマダムだからこそ
「このクランベリー、どうしてこんなふうに戻ってるの」と
疑問に思ったあたいを不憫に思って
正解を明かしてくださったのでしょう。






▼こちらの清酒も美味しかった。
あけさんが「京都伏見の」とおっしゃってたけど詳細不明。
どちらの醸造所でしょう、美味しい。




器も楽しみのひとつです。


▼しんじょう。
お出汁がまた、もう、本当に香り高くて深呼吸。
あぁ、こんな香水があればいいのに。





▼蓋の見返し。
朝露をまとった散り紅葉かのごと。





▼揚げ蕎麦がき。
こちらも、マダムがどこぞで召し上がったものを研究して
再現されたとのこと。
おろしに微量に混ぜた唐辛子が繊細。



あたいが以前、八王子『坐忘』の再現研究した
揚げ蕎麦がきはこちらよん→ ■■■



▼『市川』のスペシャリテ(?)、
常連さんが何度でも食べたいとおっしゃるまぐろの薬味和え。
すっぽんで炊いた〇〇〇の松葉昆布を使うのがコツとのこと。




中トロっぽい濃厚さもあるマグロは
切り方に工夫があって、効果的でした。



▼鶏肉が射こまれた ゆり根まんじゅう。
にっとりとした味わいに、
表面にあしらわれたぶぶあられが香ばしさを添えて。

蒸して・揚げて・蒸すのだそう。
なんというお手間な一皿。

銀餡の塩気がピタリと決まっていて
これまた美味しくて感激。




作り方を教えてくださいました。

え、レシピって極秘事項じゃないの!?

「そんなケチなこと、しませんよ」
またまた微笑むマダム。


でもね、このページの最後にも載せたけど
実は教えていただいたとおりに
いくつかの料理を家でも作ってみたけどね、

いやー、材料と手順を知ったくらいでは
同じにはなりませんでしたわ~

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ



▼トマトのゼリーがけ。
ほのかなバラの香りに思えた正体はライチの風味でした。

青いギヤマンにたゆたう気泡はまるで銀河。
宇宙(そら)に浮かぶ太陽ねっ ( ͡° ͜ʖ ͡°)フッ





▼太刀魚チーズ挟みと万願寺唐辛子の揚げ物。

骨が抜かれてパクパクッと頬張れる太刀魚は、
骨を避けながら食べるときより
数倍美味しく感じられました。





揚げ物のあとは▼グラニテでさっぱりと。




小さくて軽くて、可愛らしい器。


▼やっぱり、ね。ニヤリ






▼この小さなスプーン。
首の曲がり方がクイッと絶妙、かつ、とにかく軽いの。

親指を使わず、指2本ではさんで掬って。
とってもいい気分♪




この日、あたい
ドラえもんみたいな色の服を着ていったんだけど、

もっとシックな服装できたら良かった……と
このスプーンのエレガントさに
急に恥ずかしくなりました(^o^ゞ


お次は、晩秋を惜しむようなこの図柄。





▼白マイタケのご飯。

「米、ひと粒ひと粒がキレイ!」

ここまでの料理に感動しすぎて
ついに米粒1つまで見惚れるほど
頭のなかがヤラれてます。






▼蒔絵のお茶碗でお薄。






▼梨やリンゴにチョコレートがかかった、
モロゾフの、この期間限定のお菓子♪








(この日は6人でした)


期待通り、本当においしいお料理と
素敵なマダムのおもてなしでした。


魚介、野菜、だしのごちそう。

ひと手間をかけたシンプルなおいしさで
皆さんが絶賛される人気店なのも納得です。


あ~、また行きたいにゃ~

何回くらい行ったら
予約してもよい身分になれるんだろう?




美味しいお料理、品と格をかんじるマダム、
そしてみなさんとの楽しいおしゃべり、
素晴らしいひとときをどうもありがとうございました!



~エピローグ~

食後、販売コーナーでアクセサリーを発見。
▼可愛らしく包装していただけました。





▼ブローチ2つ&首振りリスさん(ドイツ製)。
エアコンの風でゆらゆらしてカワイイの!





▼ついでに図々しく載せちゃう(笑)
自宅で再現してみたけど……別物でした(;^ω^)ゞ