2017年8月31日木曜日

長野県へ(3)ラネージュ本館(建物篇)

白馬五竜高山植物園からほど近い森を進むと......




今夜のお宿 ラネージュ本館が見えて来た。
チューダー様式の
静かな、大人のホテルです。




いがり先生に教えていただいたビューポイントで
翌朝、写真が撮れることを期待して
ほど近いこのホテルを予約。

(結局、翌朝は雨ふりで
撮影断念の憂いに沈んだけど(^。^;))




▼ホテルのフロントへ向かうと......
あれはもしや!?
↓  ↓  ↓  ↓  ↓







いがりまさし『お花畑ストリートライブ』の
立ちフライヤー発見。

「今、これ聴いてきたんですよ」
とマダムと会話がはずんで。


植物園の社長さんが
直々に持ってきてくださったそう。

お人柄がいいから
みなさんに応援されてるのねぇ~



こちらのホテル、こじんまりとした規模が素敵で、
ベルボーイもエレベーターもないのが
却ってイギリスの格式ある
マナーハウスっぽくてすごく良いです。

10月から始まる、嵐・櫻井翔主演のドラマで、
イギリスでの場面として
こちらのホテルで撮影が行われたそうですよん。








▼布張りのイスにありがちなシミもありませ~ん。

ほら、自宅だと汚れを気にして
カバーとか掛けちゃわないかい?

布ソファーにそのまま直に座っちゃうなんて
贅沢な気分だわ~♪(;^ω^)ゞ 庶民なもんで





そういえば、ここへ来るまでの道すがら
アジサイが全盛期でした。

白馬の8月は、東京の梅雨ごろと似ているのかなぁ?








ロビーに置かれている新聞に
『サンスポ』なんてあるわけもなく
英字新聞が2紙!

▼置かれている雑誌も
『文春』や『新潮』なんて無くて
全部、オール、すべて洋書!





▼オシャレな調理器具の写真集。
値札がついたままだけど、これがまた
『コンランショップ』の値札でねぇ。
値札シールすらオシャレだーっ!





▼おっ、ウチにもある洋書を発見。
断捨離対象になっていたのだが
こうなってくるとオシャレアイテムのような気がして
捨てにくくなっちゃったぞ。





▼ロビーに素敵な棚があり、近づいてみると......





▼なんと、おみやげ品コーナーでした。
『白馬せんべい』だの『白馬バナナ』だのなんて
ファンシーなおみやげは似合わないのだ。



「どれにしようかな~」と眺めているだけでも
なんだか楽しい気分♪ (←つましい庶民の楽しみ方)





それにしても
館内に一貫した選美眼を感じます。

「このくらい、いっか」という
妥協感がない、というか。

タダ者ではないどなたかが
このホテル全体をプロデュースしている模様です。



気のおけないマダムとのおしゃべりに
うっとりする調度品、
行き届いた清潔な館内を目にし、
今晩泊まる部屋への期待は高まります。


しかーし!

部屋に入って、水回りの清掃と水圧、
空調のチェックに床や布類のチェックをするまでは
まだ油断できませぬ。

(金沢の、大奮発した旅館でヒッドイ体験をしてから
疑りぶかくなっている)


いざ、お部屋へ。






階段の途中に小さく飾られた植物画は
ルドゥーテのレプリカかな。たぶん。





ドアノブ、カチャっと。




わぁ。
値段で想像していたお部屋よりも良いし、清潔♪


ベッドルームが別室タイプのお部屋じゃなかったけど、
なんとサロン(?)が別に付いているお部屋だったの!





のちにマダムに
「よいお部屋で嬉しい」とお礼を伝えたところ、
サロン付きの客室はこのホテルでも唯一だそうで、
マダムもお気に入りのお部屋とのこと。





気分はまるで
中世の、お城の塔に閉じ込められた
美しいお姫様なのだわぁ。


ちなみに、どの部屋も設計が違っていて
部屋に階段があるメゾネットタイプや
三角天井の山小屋っぽいお部屋もあるんだって。



▼あ、カーテンと座布団が同じ布!




そう気づいて見てみると
クッションやベッドの帯(?)も全部
カーテンと同じ布でした。




あとで知ったんだけど、
このホテルの各部屋すべて
お部屋にあわせたそれぞれの布で
統一されているんだって。


ということは?
この、高そうな輝く布のどれかに
「タバコの焦げ跡ついちゃった」みたいなときは
カーテンからクッションから全部、総とっかえなのかな?
ひょええぇぇ~
(ちなみに館内はすべて禁煙です。守ろう!)


さて、大切な
水圧と水回り清掃チェック(笑)




キレイです。

キュッキュッしてます。

清潔です。

よかった~(泣)



トイレの温水洗浄機も洗面台も
見知らぬ(外国の?)メーカーで、
非日常感にテンションあがります。


アロマのバスソルトと、
体をあらう綿タオルが用意されているのも
すごく嬉しいよねー。





外国製のカランに戸惑いながら
「なんだ、これ?」と押したボタンは
ジェットバスだった!ヽ(^o^)丿




ちょ、ちょっと!
宿泊費、間違えてないよねぇ?

あの値段、二人分じゃなくて
一人分なんじゃないの?

心配になって予約メールを確認するほど
ここまでのところ大満足です。


ところが......!?

(つづく)


2017年8月28日月曜日

長野県へ(2)白馬五竜高山植物園へ

御射鹿池を出発し
白馬五竜高山植物園
へ。

事前に調べて行くことが苦手なあたい。
植物園へのアクセスも
なんだか確信を得られぬまま
「とりあえず行ってみよう!」とご気楽な
あたいとダンナの旅であーる。


事前に分かっていたのは
近くのセブンイレブン白馬神城店で
五竜高山植物園への

1.ゴンドラ料
2.入園料
3.園内での移動用のリフト料

がフルセットになった
お得なチケットが購入できること。
(このあと登場する某師に教わった)


神城駅へ向かい、
道沿いの案内板をたよりに進むと
ほどなく▼施設が見えて来た!








山のふもとの無料駐車場(1500台)へ車を停めて
ゴンドラで8分間の空中旅行。




目指すはてっぺん!







着いた~! ラクチン~!
あっという間に標高1500m。

そうか。
今後、こういうラクちんな山登り、探すぞ~(^O^)/ ウシシ







振りかえると......




いがりまさし氏!

プロの写真家であり
プロの音楽家でもあり
あたいのカメラの師であるいがり先生。

(↑ヘタッピなあたいがこんなこと書いたら
営業妨害かも(笑))


毎年、夏の一ヶ月間、
ここ五竜高山植物園で笛を吹いてるんだって~
『五竜お花畑ストリートライブ』










似たような写真だけど
1枚に減らせないぞ ヽ(*´▽`*)丿カワエエ


今夏は、白馬へ捧げるCDと楽譜集
『Planxty Hakuba』をひっさげての演奏です。

Planxty ○○、というのは
アイルランド伝統音楽の曲名でよく目にする
『○○へ捧ぐ』といった意味。

白馬岳の植物や星空をモチーフに
ギターと各種笛で、完全オリジナルCDです。


山の上の、広~い植物園にピッタリの演奏。
さわやかな高原の風にのって
笛の音色がゆれたり、飛んでいったりして。


普段『無音上等!』のあたいだけど
この、景色に寄り添ったネイチャーな演奏は
天上のお花畑でフワフワしているような
深呼吸しているような
そんな気分にしてくれます。


同じような方が多いとみえて
演奏の合間にCDが売れる、売れる。

サインを乞うかたも多く、
あてくし、CDのパッケージフィルムを剥く
お手伝いをしないと間に合わないほどでした。


ついには店頭CDが売り切れてしまい
バックヤードへ取りに行く、という盛況ぶり。 

(いがりまさしファンのみなさん!
あたい、↑このとき いがり氏の
貴重な(?)走る姿を目撃しましたよ~)



▼で、落ち着いたらまた吹く、と。



毎日、何時間も吹き続けて
飽きないのかと思いきや、
なるほど、CD演奏とは違う
即興演奏も楽しんでいるご様子であります。


さて。

せっかくリフト券もあることだし
頂上まで行ってみることに。





▼ダンナ、チョリーッス♪





▼リフトから盗撮。





今年の夏は白馬でも天候不順だったそうだけど
あたいの行ったこの日はいいお天気♪ 

フフッ、すべてはあたいの思うがままさ
(´▽`*)\(-""-;)コラコラ





▼まるで『登頂成功!』のような写真。
(リフトで上がって誰でも撮れます)




この日は「何度でもリフト乗ってOK」とのことでした。

「一度下山したけど
空が晴れて来たからまた登りたい」
という方へのサービスだそうです。

よっ、五竜高山植物園さん、太っ腹!
そのおもてなしの気持ちが嬉しいよねぇ~



「下りリフトからの景色がまたイイ」
という情報を得ていたのだけど、

なだらかな歩道沿いのお花を見ながら
下山できるそうなので、このあてくしが
歩いて下りる、と宣言。
(↑ダンナ、どびっくり!(゜ロ゜;ノ)ノ)


▼アカバナシモツケソウ。











▼こいちゃ~ん!!




ときどき、風のながれで
下から笛の音色が「運ばれて」きます。

そう、「聞こえてくる」じゃなくて
本当に音が風にのって「運ばれてくる」かんじ。
ここちよいです。


▼園芸店でみたら『スカビオサ』と浮かぶけど、
こーゆーとこでみると
自然と和名の『マツムシソウ』が思い浮かんでくる。

雰囲気に流されるタイプなのねぇ、あたい。





▼あー、これこれ。
この日見たかったフワフワを発見。
10cmほどの小さななにか。
(見たかったものでさえ名前を覚えられない、という
徹底した無記憶症.....)












青いケシが咲いているヒマラヤエリアへ
寄るのを忘れて、
だいぶ下のほうから
望遠レンズで「咲いてない、かも?」と大ざっぱに確認。


「あーあ、青いケシ、見たかったなぁ。
ちょうど7月中旬が見ごろだったのに」
とあたいが残念がっていると、


「えっと.....じゃぁ今咲いてなくても
しかたないんじゃ?」と言われて
今日が8月中旬だということに気づいた。

やだ、あたいったら。
われながらビックリした (;^ω^)ゞ


なーんてオシャベリしながら
スタート地点のベンチに座っていると
な、なんとあちら側から
じゅんじゅん登場!! (^O^)/イエーイ

ほら、あの爽やかな好青年
じゅんじゅんですよ!

詳しくはこのブログの右上にある
【このブログ内を検索】にて
『じゅんじゅん』と入力してポチッてね。
(PC表示の方のみ)


偶然、同じ日に来園、ビックリ。

あー、あたい、
「今度じゅんじゅんに会ったら訊こう」
と思っていたコト、聞き忘れちゃった。

■備忘録:Youtubeであの唄、検索できないです


▼あたいを泣かせる
『夕陽のぬくもり』も生演奏。
こいちゃんを思い出す(*ノωノ)







ノロノロと下山してきたあたいたちを
もしかしたら待っていてくれたのかなぁ?
ちょっぴり時間をおしての
本日の演奏終了にギリギリ間に合いました。


多くの方々の、貴重な一日を彩る演奏。
初の生演奏にダンナも喜んでました~
ありがとうございました!



さて下山。その前に
カフェコーナーでソフトクリームを買ってみた。

あたい、ソフトクリーム食べるとお腹こわすんで
普段絶対に食べないんだけど、
看板に「本当に美味しい!」と手書きされていたので
なんだかのっかってみたくなり。




ホントに美味しかったです。

クリームの部分は
ちょっと甘めの練乳味、
ミルキーみたいなかんじ。

ブルーベリーの部分はソルベっぽくて
酸味があって
ミルクとの全体のバランスが良かった!

スプーンをつけてくれたのも
上品で美しいあてくし的に嬉しかったデス。

(ウソ、あたい、スプーンがないと
胸元にダラダラこぼしちゃうんだよね(;^ω^)ゞ)


いよいよ下山。

ゴンドラに乗ったらスタッフさんが
冷えッ冷えのおしぼりをくれました。

わぁ、このサービス、最高!




冷たくて気持ちイイ~!! (*´▽`*)ウットリ

そういえば五竜高山植物園のスタッフの方々、
どこでも気持ちよい声掛けをしてくださり
いい気持ちで過ごせました。


お盆の渋滞予測にビビりながら
出立してきた白馬だけど
来てみて本当によかったです!


そーいえば、あたい、
某新年会(忘年会)で
ここ、五竜高山植物園のスタッフTさんと
2年連続でお話させていただきまして。

「いつか行きます!」と言った約束を
Tさんは覚えていないとおもうけど、
約束を守れて自己満足のあたいなのでした。


いがりまさしさんの
『Planxty Hakuba』のCD、譜面集、
▼ここで購入できます。
http://www.plantsindex.com/dvdcd/index.htm

試聴もあるよー。

しあわせだった想い出がよみがえる
あたいの泣き曲『12.夕陽のぬくもり』は
試聴できないから
聴きたい人はぜひ購入してみてね~(#^^#)


(つづく)