2017年8月1日火曜日

ゴミ処分 傷の舐めあい せめぎ合い


毎週日曜日、朝9時30分~
テレビ朝日『住まいのダイエット』、見てる?

あなたの家、
「モノ」が多すぎて
家自体が
「肥満」になってませんか?

っていうやつ。

「お片付け番組」ではなく「処分番組」。


あたいの苦手な収納テク的な
「ファイルケースに鍋を立てて」とか
「小さくたたんで並べる」とかじゃなく、

己の生き方と向き合って
今の自分とかかわりのないものは
思い切って処分しよう!という
断捨離思想の番組で、

遺品や、過去の自分との決別に
ときに涙を流しながら処分するストーリーが
見どころなのであ~る。


テレビでみていると
他人の家だとぜーんぶゴミに見えて
自分の家だとゴミが見えないのが不思議だよね~♪



で、おとといの日曜の朝も
『住まいのダイエット』を見て、

ちょっと涼しかったし
2階の樹海に狩りに行ってきたよー!


▼狩りの収穫。



さらに洋服2袋。

洋服2袋なんてすぐだね。

いっぱい洋服もってるのに
いつも同じ服着てる、っていうのは
部屋が片付かない人の共通点なんだってね(;^ω^)ゞ


この程度、捨てたくらいじゃ
ウチの樹海はまだまだ消滅しないけど、

ひと山掘りおこした気分で
テレビのチャンネルつけたら.....


▼『あなたのゴミがお宝に!』という番組やってた......





えーーっ! 買い取り額、20万円!?





ふと思い出す。

子どもの頃、祖母がときどき言っていた
「捨てたモノへの後悔」。

蓄音機、初期洗濯機、古い扇風機、
もう写らない昭和の家具調テレビに
思わぬ高値がつく『お宝番組』を見ながら

「壊れているのに高値がついた」
「あー、あのとき捨てなければ
今頃、大金持ちだった」などと
家族でワイワイ笑いながらテレビを見ていたっけ。



去年ママンが遊びに来た時のことも思い出す。

1日目にIKEAへ行ったら
「今はこんなに安く、新品で買えるのねぇ。
家のモノがみんなゴミに思えて来た
と言っていたのに、

2日目に吉祥寺の古物屋へ行ったら
「えー!こんなお皿が○○○円もするの?
家のモノがみんなお宝に思えて来た」と。


たしかに、その小さな店の商品数よりも
うちの実家には食器があるのだ。

ほら、昔は自宅で冠婚葬祭してたじゃん。
そーゆー名残で
お高いものなんか1つもないけど
数だけは揃っててねぇ。


東京のオシャレな街 吉祥寺で
昭和の定食屋みたいなフツーの皿が
「売られて」いて、かつ「買う人がいる」というショーゲキ!

あれ以降、ママンのやつ
あたいが帰省するたびに
「食器、吉祥寺へ持っていってよ。
引き取ってくれるならタダでいいから」
待ち構えているように。

お断り!


ベストセラーとなった
辰巳渚の『「捨てる!」技術』を読んで
衝撃をくらった17年前。

アメリカでベストセラーになった
カレン・キングストンの
『ガラクタ捨てれば自分が見える』や、

イレイン・セントジェームズの
人生を複雑にしない100の方法
『捨てる!片付ける!時間ができる!』
も読んで、

それから時代は『断捨離』になり
『こんまり』に『ミニマリズム』に......


どの本にも「なるほど!」と感銘をうけて
一時期は片づけに夢中になるんだけど

それを阻んでくる、

『不用品がお宝に!』

『どんなモノでも
かならず買い取ります』

『捨てないでまずは査定!』

という誘惑。


うちの近所の買い取り屋なんて
使いかけのメモ用紙すら
買い取ってくれるんだよね......

でも洋服を大袋10袋以上売りに行ったけど
結局1800円にしかならなかったし......


悩ましい問題であーる。