2001年12月20日木曜日

■2001年12月20日(木)

テレビがつまんないので
『探偵ナイトスクープ』(テレ朝:深夜)を撮ったビデオを見た。
「爆発タマゴ」(藤本くん)の回だ。

電子レンジでタマゴを加熱し、殻をむき、
一口食べたとたんに炸裂するタマゴを作るのである。

これはその企画もさることながら
ミラクルの連発により珠玉の作品となっている。


その後、これをパクった企画は『投稿特報王国!』(日テレ)や『発明将軍ダウンタウン』(日テレ)でも取り上げていたが、それらはえてして予定調和。
とにかくナイトスクープの「爆発タマゴ」はおもしろいのだ。


タマゴで思い出す。
小学4年生の夏休みの実験であたいは「酢タマゴ」に挑戦した。
ミツカンの『特濃酢』という、特別に匂いのきつい酢に生卵をどっぷりと漬けて3週間。
最初に、殻に落書した油性マジックが消え、殻が徐々に透けだし、しまいには固体化した黄味のみが残るという実験である。

タマゴを漬けさえすれば、後は「ちょっと溶けた」「昨日より溶けた」という観察日記をつければいいラクな実験である。
毎日ながめてばかりいた。


季節は夏。
机の上に置いたブツは、酢のおかげで腐りはしないもののタマゴエキスの溶け出したキョーレツな臭いでコバエを呼び寄せ、それらはぐるぐる渦を巻いては浸かり死んでいった。

卵の殻の様子とともに、溺れ死んだコバエの数を数えることも実験に加えた。
当時数々のへんな実験に溺れていたあたい、親も放任していた。


しかるべく、黄味だけが残った。
あたいは黄味をていねいにガーゼに包んで2学期の学校へ持っていった。

教室の後ろにはそれぞれの夏休みの宿題が並べられた。
当然あたいの酢タマゴもそこに置いた。

ガーゼの上に鎮座した黄金の酢タマゴ。
触るとゆっくりとタルタルに動いてまるでグミのよう。

こんな異質な物体を自らの手で作りだしたなんて
自分で自分にうっとりしていたあたい。

きっとみんな驚くだろうな、先生早く気づいてくれないかな、とちょっと鼻高々だったと思う。

しかし事件は起った!!

クラスにいた知的障害を持つ同級生がそれをぱっくり食いやがったのだ。


あぁ、あたいの酢タマゴっ!!

叱られると思ったのか、その子はトイレに逃げ込み、個室の中で酢タマゴをゲロった。

私が3週間うっとりとながめ続けた黄金の酢タマゴは
おしみなくゲロとしてトイレに流されていったのだった。