さて、奥多摩駅から電車に乗って。
夕方には登山リュックの人たちで
いっぱいになる電車内も
昼1時のこの時間はゆったり。
ゴトンゴトン。
枕木に揺れながら沢井駅に到着。
沢井駅、と聞いても
どのへんなのかイメージわかない人もいるかな?
あの日本酒醸造所『澤乃井』のあるところ、
そして奥さまたちに大人気の
予約困難な店『ままごとや』および
姉妹店『豆らく』、『いもうと屋』まで
徒歩5分という最寄り駅です。
▼まず、駅前の雲慶寺へ。
線路の反対側には
中国にある寒山寺に所以ある有名なお寺がある、とのこと。
そういえば沢井駅舎には
寺院の屋根のようなモノが乗っていて
唐突っぷりにおもわず笑ってしまったんだけど、
あれも実は
寒山寺や雲慶寺などに由来してのデザインなのかも、と。
▼葉根の「お顔」をしずくさんが発見。
アジサイのサンタクロース。
先月、しずくさんがブログに載せていた
顔の数々『どこかで春が』をみて、
あたいも近所を歩いてみたものの
1つも見つけられなかった。
どの葉根にも顔があるわけじゃないのねぇ。
▼これはなんのつぼみかな。
見た瞬間に「バスコ・ダ・ガマ」という言葉が浮かんだけど
なにをした人だったかは思い出せず。
▲青梅の梅と
▼青梅のマンホールのフタ。
さて、歩いてほどなく
本日のランチのお店『さわい』さんが見えて来た。
予約の時間はとっくに過ぎてしまっていたけど
マダムはにこやかにお迎えくださり、ホッ。
▼これで1人前!
高知県から直送の魚貝や野菜がふんだんのコースです。
魚貝だしの美味しい鍋には
〆にもっちりうどんと、たっぷり春菊。
この春菊、生でも美味しくて
茎のほうは全部ナマでいただいちゃいました。
▼ワラあぶりの鰹のたたき、この ぶ厚さったら!
実際に食べてみると
頬ばって食べるこの厚さが
ちょうど美味しいのだ、と判明。
この自家製タレが絶品。
「このタレ、売ってほしい」というお客様もいる、
とのことだけど
商売っけのないマダムったら
惜しげもなくレシピを紙に書いて渡しているそう。
(我々にもくださいました)
レシピをみると
一見すぐに作れそうなんだけど
良質な材料やオイルを使ってるそうで
やっぱり同じ味には作れないんじゃないかな、と思う。
(でもね、うちにはダンナがヨーロッパ出張のたびに買ってくる
計り売り系オリーブオイルが何種類かあるのだよ、ふふふ。
再現できちゃうかも♪ ふふふ)
そして、
▼わぁ、松茸ごはん!? びっくり~
これも作り方を教えてくださいました。
(秘密のコツ「ザルで濾す」は目から鱗でした)
「ここは久しぶりの実家なのか?
愛情こもったママのごはんか?」
ってくらい、どれもたっぷりの量でおなかいっぱい(#^.^#)ゞ
▼2階から食事席の眺め。
マダムが設計したというログハウスです。
▼木製手あぶりに糸巻ぐるま、両方ともうちにもある。
こうして飾るとイイのねぇ~
▼高知の料理といえば
大皿に盛り込む『皿鉢(さわち)料理』。
とはいえ、この大きさは圧巻。
フランスから持ってきたという
フルサイズのハープもあった。
▼1階、2階と全面、つながった
大~~きなガラスの窓からは
日の出も日の入りもすべて見えそう。
▼ツバキの実殻かな?
さて、写真を撮らせていただいたあと
みんなはコーヒーを、
あたいは烏龍茶をお願いして。
マダムが
「ごめんなさいね、ストローが無くて」
と持ってきてくれたのだけど、
いや、一口飲んで呻ったね、まいった。
というのも、このグラス、
▼ふちが薄くて、口をつけるたびに
ラクジュアリーでプレミアム気分になれるグラスだったのだ。
おもてなしのマダムのこと、
あえて「ストロー無くて」と
しらばっくれて出してくれたのかも?
もしも出されたときに
「えっ、このあてくしに
直接口つけて飲めと?」という顔をしたならば、
きっと用意してあるストローを
「ありました、ごめんなさいね」と
如才なく出してくれるのではないかな?
なーんて。妄想かなぁ~
でね! でね!
われわれが2階で写真を撮ってる間に
パパッと作ったから大ざっぱだけど、と
遠慮しながら出してくれた
イチゴのホールケーキを、
な、な、なんと!!
なんと、なんと、なんと!!
「どうぞ、食べたいだけ食べて」と
出してくれたのぉーーーーっ!!
注文していないケーキがでてきて
食べたいだけ食べていいという
まさかのシステム!
おおっ、なんてラブ&ピースなんだ。
▼遠慮なく、好きなだけ取り分けま~す♪ ヽ(^o^)丿
▼あぁ、夕焼けのはちみつ色をまとって
なんて美味しそうなのぉ~
澄まし顔のケーキより何倍もおいしそう!
あっという間にごちそうさま(笑)
▲「あれ? なんかコーヒーカップがあるよ?」
そうなんです、コーヒーが飲めないあたいに
マダムが「どんなところがイヤなの?」
「お抹茶の苦みは大丈夫なの?」などと
普通に話していたんだけど、
あたいにも少し
おためしコーヒーを淹れてくれたのです。
で、これがまた苦みも酸味もバランスがよくて
「あれ?これなら飲める」というコーヒーでした。
食後のコーヒーを
生まれて初めて飲んだあたい。
ちょっぴりオトナな気分♪
大きな窓に大きなテーブル、
大きなお皿に、具だくさんで美味しい料理、
広いログハウスにドーン、ドーンと
大胆に配置されていてうらやましい、このお店。
でも、なんといっても
このお店の名物は
マダムのお人柄、大きさに尽きるかと思います。
始終の笑顔、明るさ、深い体験談に
3人とも笑ったり、泣いたり、しみじみしたり。
初めてお会いしたとは思えぬ
深い時間をすごせました。
陽は山に沈み、部屋仄暗く。
さぁ、帰りましょう。
▼マダムお手製のポテトサラダのサンドウィッチを
おみやげに持たせてくださいましたヽ(^o^)丿
郷土家庭料理と喫茶「さわい」→ Facebook
ごちそうさまでした!
▼さて、もと来た道を戻って再びの雲慶寺。
夕方で陽が落ちていて、写真に写らない......
「これはチャンス!」と
普段気になっていたカメラのISO感度の設定について
しずく姐さんに質問。
数値を交えながら教えていただきました。
▼おお、実際はもっと暗かったけど
色が出てる! 撮れた!
▼『さわい』さん、ありがとう。
沢井駅へ戻って、電車にのりました。
今朝、ラピュタの工場を見て歩いたのが
まるで昨日のことのように遠い。
盛りだくさんの
第1回写真部シークレットツアー。
しずく姐さん、ずうたさん、ありがとうございました~