2017年2月10日金曜日

ラピュタ写真部(6)ランチ、そして暮れ写

(5)のつづき

さて、奥多摩駅から電車に乗って。

夕方には登山リュックの人たちで
いっぱいになる電車内も
昼1時のこの時間はゆったり。

ゴトンゴトン。
枕木に揺れながら沢井駅に到着。


沢井駅、と聞いても
どのへんなのかイメージわかない人もいるかな?

あの日本酒醸造所『澤乃井』のあるところ、

そして奥さまたちに大人気の
予約困難な店『ままごとや』および
姉妹店『豆らく』『いもうと屋』まで
徒歩5分という最寄り駅です。


▼まず、駅前の雲慶寺へ。




線路の反対側には
中国にある寒山寺に所以ある有名なお寺がある、とのこと。

そういえば沢井駅舎には
寺院の屋根のようなモノが乗っていて
唐突っぷりにおもわず笑ってしまったんだけど、

あれも実は
ふざけているわけではなく
寒山寺や雲慶寺などに由来してのデザインなのかも、と。






▼葉根の「お顔」をしずくさんが発見。
 アジサイのサンタクロース。




先月、しずくさんがブログに載せていた
顔の数々『どこかで春が』をみて、
あたいも近所を歩いてみたものの
1つも見つけられなかった。
どの葉根にも顔があるわけじゃないのねぇ。


▼これはなんのつぼみかな。
見た瞬間に「バスコ・ダ・ガマ」という言葉が浮かんだけど
なにをした人だったかは思い出せず。








▲青梅の梅と

▼青梅のマンホールのフタ。









さて、歩いてほどなく
本日のランチのお店『さわい』さんが見えて来た。








予約の時間はとっくに過ぎてしまっていたけど
マダムはにこやかにお迎えくださり、ホッ。


▼これで1人前!
高知県から直送の魚貝や野菜がふんだんのコースです。



魚貝だしの美味しい鍋には
〆にもっちりうどんと、たっぷり春菊。

この春菊、生でも美味しくて
茎のほうは全部ナマでいただいちゃいました。


▼ワラあぶりの鰹のたたき、この ぶ厚さったら!
実際に食べてみると
頬ばって食べるこの厚さが
ちょうど美味しいのだ、と判明。




この自家製タレが絶品。
「このタレ、売ってほしい」というお客様もいる、
とのことだけど
商売っけのないマダムったら
惜しげもなくレシピを紙に書いて渡しているそう。
(我々にもくださいました)


レシピをみると
一見すぐに作れそうなんだけど
良質な材料やオイルを使ってるそうで
やっぱり同じ味には作れないんじゃないかな、と思う。

(でもね、うちにはダンナがヨーロッパ出張のたびに買ってくる
計り売り系オリーブオイルが何種類かあるのだよ、ふふふ。
再現できちゃうかも♪ ふふふ)



そして、

▼わぁ、松茸ごはん!? びっくり~



これも作り方を教えてくださいました。
(秘密のコツ「ザルで濾す」は目から鱗でした)

「ここは久しぶりの実家なのか?
愛情こもったママのごはんか?」
ってくらい、どれもたっぷりの量でおなかいっぱい(#^.^#)ゞ


▼2階から食事席の眺め。
マダムが設計したというログハウスです。












▼木製手あぶりに糸巻ぐるま、両方ともうちにもある。
こうして飾るとイイのねぇ~









▼高知の料理といえば
大皿に盛り込む『皿鉢(さわち)料理』。
とはいえ、この大きさは圧巻。




フランスから持ってきたという
フルサイズのハープもあった。


▼1階、2階と全面、つながった
大~~きなガラスの窓からは
日の出も日の入りもすべて見えそう。








▼ツバキの実殻かな?








さて、写真を撮らせていただいたあと
みんなはコーヒーを、
あたいは烏龍茶をお願いして。


マダムが
「ごめんなさいね、ストローが無くて」
と持ってきてくれたのだけど、
いや、一口飲んで呻ったね、まいった。

というのも、このグラス、


▼ふちが薄くて、口をつけるたびに
ラクジュアリーでプレミアム気分になれるグラスだったのだ。




おもてなしのマダムのこと、
あえて「ストロー無くて」と
しらばっくれて出してくれたのかも?

もしも出されたときに
「えっ、このあてくしに
直接口つけて飲めと?」という顔をしたならば、

きっと用意してあるストローを
「ありました、ごめんなさいね」と
如才なく出してくれるのではないかな?
なーんて。妄想かなぁ~


でね! でね!

われわれが2階で写真を撮ってる間に
パパッと作ったから大ざっぱだけど、と
遠慮しながら出してくれた
イチゴのホールケーキを、

な、な、なんと!!

なんと、なんと、なんと!!

「どうぞ、食べたいだけ食べて
出してくれたのぉーーーーっ!!




注文していないケーキがでてきて
食べたいだけ食べていいという
まさかのシステム!

おおっ、なんてラブ&ピースなんだ。


▼遠慮なく、好きなだけ取り分けま~す♪ ヽ(^o^)丿





▼あぁ、夕焼けのはちみつ色をまとって
なんて美味しそうなのぉ~
澄まし顔のケーキより何倍もおいしそう!




あっという間にごちそうさま(笑)




▲「あれ? なんかコーヒーカップがあるよ?」

そうなんです、コーヒーが飲めないあたいに
マダムが「どんなところがイヤなの?」
「お抹茶の苦みは大丈夫なの?」などと
普通に話していたんだけど、

あたいにも少し
おためしコーヒーを淹れてくれたのです。
で、これがまた苦みも酸味もバランスがよくて
「あれ?これなら飲める」というコーヒーでした。


食後のコーヒーを
生まれて初めて飲んだあたい。
ちょっぴりオトナな気分♪



大きな窓に大きなテーブル、
大きなお皿に、具だくさんで美味しい料理、
広いログハウスにドーン、ドーンと
大胆に配置されていてうらやましい、このお店。

でも、なんといっても
このお店の名物は
マダムのお人柄、大きさに尽きるかと思います。

始終の笑顔、明るさ、深い体験談に
3人とも笑ったり、泣いたり、しみじみしたり。
初めてお会いしたとは思えぬ
深い時間をすごせました。


陽は山に沈み、部屋仄暗く。

さぁ、帰りましょう。


▼マダムお手製のポテトサラダのサンドウィッチを
おみやげに持たせてくださいましたヽ(^o^)丿




郷土家庭料理と喫茶「さわい」→ Facebook

ごちそうさまでした!





▼さて、もと来た道を戻って再びの雲慶寺。





夕方で陽が落ちていて、写真に写らない......

「これはチャンス!」と
普段気になっていたカメラのISO感度の設定について
しずく姐さんに質問。

数値を交えながら教えていただきました。


▼おお、実際はもっと暗かったけど
色が出てる! 撮れた!




















▼『さわい』さん、ありがとう。





沢井駅へ戻って、電車にのりました。




今朝、ラピュタの工場を見て歩いたのが
まるで昨日のことのように遠い。


盛りだくさんの
第1回写真部シークレットツアー。

しずく姐さん、ずうたさん、ありがとうございました~



2017年2月6日月曜日

ラピュタ写真部(4)二つの川の出合う場所

(3)のつづき

夢か現かまぼろしか、
ぼんにゃりしながら
ラピュタから奥多摩駅へ戻ってきました。


▼モノグラム調のマンホール




▼駅前で。
カラスかと思ったらネコ。





▼凍ってる水たまりを舐めてるの.....(泣)
ウチの犬くんなんて
冬場、ホットカーペットでぬこぬこしながら
ぬるま湯を飲んでるというのに(>_<)



上手く撮れなかったけど
「この額の三日月が目に入らぬか~っ」
ってかんじですり寄ってきて可愛かった♪



『柳こみち』という路地で
ほどなく見えて来たのは......





ビールのブルワリー!!




『1杯いただいく予定』が本日のコースに
組まれていたそうです。
しずく姐さん、ナイス!

でも運悪く、この日は冬季休業日。
残念だけど「いつでもあるわけじゃない」
ってのがまたイイよね。


▼古民家を利用した
有志によるビール製造所なんだって~





▼その先にはのんべぇ横丁。
(3)で書いたラピュタ工場の最盛期には
さぞかしにぎわっていたことでしょうね。





▼リアリティのない可愛らしさ。





▼『ギョーザー』に見える(笑)
『ポッポ焼き』とは、新潟県ではおなじみの
お菓子とのこと → ■ 
昔は新潟から出稼ぎの人が集まったのかなぁ。





▼もはやバーンウッド!
剥いで持って帰りたい。





車が走る通りに出ました。


▼すっきりカワイイ建てもの。
『三河屋』っていう八百屋さんなのかと思ったら
近所にある旅館の看板を掲げているだけで、
本当は本橋屋だそう。
(↓壁に貼ってあるポスターを拡大して判明)





▼すぐ隣の『氷川三本杉』。





▼「木をよけるように屋根を作ってあるね」としずくさん。





▼あれ、さっき会ったネコ?
足先の白足袋が違うかな?

っていうか
ちみ、飛ぶのかい!?




3人で大笑い。

「飛びます!飛びます!」


▼おりゃ、おりゃ。
俺の飛びざま、しかと撮んな!





▼と思ったら、鳥居ですりすりしたり、





▼枝で頭をゴリゴリしたり、





▼爪をといでみせたり、と
次々にポージングのスーパーモデルっぷり。




そのうえ「ナデナデちて~」
体をよせてくる人なつっこさ。

猫アレルギー『陽性』のあたいだけど
思わずナデナデ。



そしてふと、おもむろに顔をあげたかと思ったら、

あっ、ついに!




飛びました~ヽ(^o^)丿

撮れてないけど。

すごいなぁ、人目を惹きつけておいてから
飛ぶという根っからのアイドルネコたんでした。

きっと奥多摩の人々に親切にしてもらってる
町ネコなんだろうねぇ。



さて、近くを流れる川原へと降りていきます。





▼中洲の、あっち側とこっち側のどっちかが
日原川(にっぱらがわ)と多摩川。





▼合流地点はあそこ。
ここからうちの近所の多摩川にも流れてきてるんだねぇ。




近頃、都心部あたりの多摩川じゃぁ
ピラニア、アロワナ、アリゲーター・ガーなど
ペットとして販売されている外来種が
悪意をもって放流されたのちに野生化。

アマゾン川になぞらえて
「タマゾン川」などと揶揄されてるそうだけど、

さすがにこのヘンは
そういうこともなさそうに
キレイで穏やかな、昔からの流れのように見えます。


さて、▼あそこの吊り橋までいくよー。









▼樫の木の根っこが石垣を巻きこんでる。
どうなってんの?





冬枯れの木が好きなので
▼こんなの、カッコイイ!


(イタヤカエデ)
















さすがカメラ教室で知り合った3人、
ジージー パシャ パシャ。

歩くペースはシャッターしだい。


すると、

なんだ、あれ?

えーーーっ \(゜o゜;)/?


(あと2回つづく)


ラピュタ写真部(1)奥多摩駅へ

ラピュタ写真部(2)そこへゆく道

ラピュタ写真部(3)いくぜ!ラピュタ



2017年2月4日土曜日

音痴の練習


晴れの土曜日の朝、
みなさま、おはようございます。

連載のつづきを書きたいのだけど
撮った写真が多すぎて
更新ができてませぬ。


そのうえ、近ごろマイブームの
『わざと音痴に歌う』という、
「やったところでまるで役に立たない」行為に取り憑かれてしまい、


今朝は『富士山(♪あーたまを 雲の上にだし)』を
最初から最後まで
微妙に音をはずし続ける、という自傷行為を
何度となくくりかえしており、
家族に迷惑がられています。


しかたないので犬の散歩中に
音痴の練習をしてるのですが、
通りすがりの人を「ええっ……」と
気まずい雰囲気にさせてしまっています。


でもね『音痴を上手く歌う』って
うっかり気を抜くと
普通の音程で歌っちゃって
めちゃめちゃ難しいの。


芸能人がウソでやってる音痴は外しすぎ、
および、
気を抜くとパッと正しい音程で
歌っちゃってバレるんだよね。

本物の音痴は
まずドあたまから微妙に音を外し、
かつその音を基音に相対的にズレていくのです。


よって、音痴の練習は
己の自律神経と闘いつつ
自分の狙った音程を出すための鍛練、
知的なゲームなのであります。


みんなもやってみて。
どうしてもつい正しい音程で歌っちゃうから♪


あ、そうじゃなくて、
連載のつづき、書かなきゃね~(σ≧▽≦)σ





2017年1月30日月曜日

戦国時代の前もわからない


義理姉が来て、帰った。

姉は遺跡、史跡の専門家。

仕事とは別に趣味で
江戸時代の陶製オモチャについて調べているそうで

同じジャンルに魅了されている
日本中の何人かとの集まりで上京。




キツネだの、イヌだの、ハトだの。


そうだよねぇ~

プラスチックも電池もない時代には
おもちゃって
陶器や布や木だったりするんだねぇ。



んで、お茶飲んでるときの食器を鑑定してもらい。
あ、皿の鑑定とかは普段してないんですけどね。





▼右下のお皿は
以前、骨董屋から水屋箪笥を買ったときに
乞うてもいないのに
おまけで2枚つけてくれた皿で
金銭的な価値は数千円程度なのだけど、

江戸末期から明治の初期のものでは?とのこと。




へぇー、歴史ロマンだわねぇ~♪


「江戸時代っていつですか?」

「いつ? ......え?」

「えっと、いま平成でしょ?
昭和、大正、明治、徳川、戦国......」

「ちょ、ちょ、徳川時代ってなに?
そこが江戸時代というか、、、」


義理ねえさん、
話にならん義理妹でスミマセン!


ちなみに、
徳川時代、戦国時代の前は
豊臣時代、織田時代、かと......(;^ω^)ゞ