2017年12月30日土曜日

長野へ(6)長野ラストグルメ→東京へ

(5)のつづき。

▼さようなら、妻籠宿。




まだまだ昼過ぎ。晴れの午後。

ゆっくり観たかったし、
ここから近い馬籠宿も行ってみたかったけど、
渋滞はやっぱりイヤだもんね。













中央道へ急げ!

なーのーに。

▼通り沿いに気になるお店.....
昨日と今日で合計4回、目にした和菓子屋さん。




↑の写真はgoogle mapの(早朝らしい)だけど、
実際の営業時間中はいつみても満車で
裏手には第2駐車場まであるなんて、

この和菓子屋さん、気になる。


店前の赤信号で止まったとき
ぱぱっとスマホで画像検索したら
すごーく美味しそうなモンブランが表示されて
「ちょっとだけ覗いてみようよ!」と急きょ決定
(もちろん騒いだのはあたい1人だけど)。

川上屋 手賀野店

▼中津川インターチェンジまであと少しというところで
引っかかっちゃいました(;^ω^)ゞ




店内に入ると、和菓子屋さんとは思えぬ客数が
栗きんとんや栗もなかを並んで買っている。

すでに「本日分は終了いたしました」と貼られている
人気らしき商品のサンプルをみると、

三重県伊勢市の名物「赤福もち」の
あんこ部分が栗ねりあんのようなかんじの商品のようだ。


画像検索に出てきたモンブランはないかと
店員さんに写真をみせ、聞き込みデカのように訊ねると
「こちらは当店のお品ではありません」と。

は、ははは......(;^ω^)ゞ

じゃ、ま、いっか~ 

「若けぇの、帰(け)えっぞ」と店を出ようとすると
店の片隅に置かれた『栗おこわ』が目に入った。

お菓子はいらないけど食事なら買いたい。
お昼抜いてるし。

ということで▼1つ購入してみた。





滞在時間3分で店をでて中央道・中津川インターへ。
なにはともあれ少しでも前進しつつ、膝うえで開封してみると……



これが絶品でした!


醤油おこわではなく塩おこわってのが好みだったし、
ゴロゴロ入った蒸し栗の美味しさったら。
この甘さ、ただの蒸した栗ではない工夫を感じるじょ?


昔、「土鍋でゆっくり 甘い蒸し栗」を自宅で試したとき
70℃程度で糖化させた栗の甘さに小躍りしたけど、
名産地の鮮度バツグンの栗だもん、さらに美味しい。

1人前を半分こ(0.5人前)して美味しくいただきました。
こんな美味しいなら一人1個、夕飯分も併せて4個でも良かったかも(笑)


モンブランのお店ではなかったけど
かえって栗おこわで良かったみたい♪

この「モンブラン→栗おこわ」だけでなく
「夜の闇で残念 妻籠宿」や
「蕎麦屋見つからず市役所職員オススメうなぎ屋」や
「思いつきでもう1泊延長」など
ノープランの旅って『結果オーライ』になる仕掛けがあんのかな?\(^o^)/


この川上屋さん、都内でも新宿・池袋、
わが家からもほど近い府中の伊勢丹にも支店がでているそうだけど
「栗おこわ」は消費期限 当日だから扱いが無いだろうなぁ。

肝は蒸し栗の甘さ。
=こうしてまた実験したいものが増えるのであーる(^o^;)



で、結局1時間30分ほど遅れて出立したせいで
案の定、渋滞にはまり
神奈川県の上野原インターからは一般道で。


途中▼「八王子→高井戸 渋滞25km」の表示を発見。

上野原インターで下りたの、ビンゴ!と
二人で小躍り♪



八王子から自宅までは1時間くらいかかるけど、
ま、あとは見慣れた道だし
気分はもう帰宅したようなもんでした。


......と、長らく書いた今回の
『2泊3日  長野旅行記』もこれにて終了。

素晴らしい景色と 美味しい食べ物、
書くまでもない小さな偶然も幾重にも得て
楽しい旅になりました。


接した長野の人々はみんな気さくで親切で、
それと比べちゃうと
たしかに東京って冷たいのかもなぁと気づかされたり。

**********

あと今回自分でも意外だったのは
「撮影すっぞ!」という旅行では
食いしん坊のあたいでも
食事はコンビニで充分なのだということ。

「調べてどこか行く。計画する」っていうのが元来苦手なもんで、
その時間があるなら撮りに行っちゃいたいんだよね。(おバカの行動パターン?)


だって雲や日射しは待ってはくれないんだもん。
ほんの数分でダメな感じになることが多いし、
イイ感じになることのほうが少ない気がするし。

「食事なんてあと回し!」って、自然にそうなってきました。

星撮影はしないから
夜は美味しいモノ食べにいきたいけど
日中は、入店前から買うもの決められる
コンビニチェーンが一番ラク~


気分はあれだ、ほら、
カロリーメイトで手早くご飯すませちゃうCMの
新鋭フォトグラファーまめ吉、ってかんじ!

ゼリードリンクをチューっと握り、イッキに吸って
画面に向かって「チャージ、インっ♪」って微笑むあたい。
ふふふっ......


以上、長野旅でした~
(寝て起きたらもう1ネタ書くよー!)


2017年12月28日木曜日

長野へ(5)木曽中山道・妻籠宿 part2

part1のつづき。

▼『暖房中』の文字は引っ込めてもいいほど
この日は暖かかかかった。
外人さんなんて半袖だったもももんねぇ。




お蕎麦屋さん甘味屋さんなど誘惑は多いのだが
この日は東京へ帰らねばならぬ。

魔の小仏トンネル渋滞の予測は30キロ。
午後1時には出立せねば巻き込まれるので
茶などしばいてる暇はにゃーのであーる。














とはいえ▼こちらの老舗和菓子『澤田屋』さんで試食して
美味しくておったまげた栗菓子はいくつか購入。




今までは有名な『すや』の栗きんとんを常用に
贈答品に利用したりしていたけど、
ここ『澤田屋』の栗きんとんのほうが蒸かしたての栗の香りと、ほのかな渋味があり、
本物!って味でした。

砂糖の甘さはほぼ無いに等しく、
かつ栗の甘味は存分に引き出されており。

たぶん蒸かしかた(糖化)と素材がイイのねぇ~

名産品は「素朴で・惜しげなく・お値打ち」が一番!






































































▼草木染店のマダム。
なにも買わなそうなあたいや、若者グループが
展示されている熊の毛皮や
鹿のツノに驚くのを笑って
楽しそうにお話してくれました。


(うしろののれん、伊藤若冲っぽい? )


































駐車場へ戻ってきました。




治りかけとはいえ足指骨折中、
でも楽勝の歩きやすい街道さんぽでした。


滞在予定を1時間以上延ばして楽しんだので
このあとは速攻で中央道で東京へ向かわねば。

お昼も食べず、コンビニにも寄らず、
前夜の残りの『わさびチーズ』や『ねじり揚げ』など
おつまみ系で空腹を騙す作戦で
とにかく少しでも渋滞の先頭へ。

……のつもりが!

(つづく)

いまから年内最後のリハビリ&肩注射なのでこれまで。
え?  四十肩の注射だよ!(≧▽≦)


2017年12月27日水曜日

長野へ(4)木曽中山道・妻籠宿 part1

長野3日目は、昔ながらの宿場町・妻籠宿(つまごじゅく)へ。
前日決めてあったので
この日は朝早めにホテルを出発。


と・こ・ろ・が なんということでしょう、
カーナビがフリーズ!

まさにフリーズ。「凍った」。
寒冷地あるある、かな?
(実際日中になったら正常に戻ったし、
東京に帰ってきてからは1度もフリーズなし)

スマホもいまいち現在地があやしくて頼りにならないし、
こうなると昨夜、バカみたいに真っ暗な妻籠宿へ行ったことが
ムダじゃなかった~ヽ(^o^)丿


......ということで昨夜の予習のおかげでカーナビなしでも無事到着。


妻籠宿には駐車場が4つある。1日500円。
広~いので「満車で停められない」ってことはなさそう。

われわれは第2駐車場へ停めて、西から東へ観光することに。
(これは後から考えてもいい選択だったと思う)


駐車場から橋を渡ると......







▼じゃーん! 江戸時代にトリップ!




▲前夜と同じ場所。
みなさーん、妻籠宿は夜いっても闇しかないですよ~ヽ(^o^)丿




信州のこのあたりには、京都へ向かうための宿場町が点在していて
ここ妻籠宿が一番ロングで長い全長500メートル。

あたいが行った第2駐車場→第1駐車場のあいだは
一軒も現代たてものはなく、電線もなく、
プラスチックのバケツなども見えるところに置かず、
江戸時代の宿場町のままに見せてくれていて わんだほーでした!



かといって完全に観光地というかんじでもなく
今もここで暮らしている気配も随所にあって
地域が一体となって頑張ってるかんじ♪





街中の掃除も行き届いてるし、
なんといっても魅せるセンスがいい~!

特にお花。
ほぼすべての家屋の壁に
野山の生け花が飾られていました。


























(これは造花だけど「ねずこ下駄」がおもしろかったのでパチリ) 













あー、素敵だねぇ。

通り全体で一定以上のレベルを保っている美意識にうっとり。










▼つやなし黒で塗りつぶしたポスト。
下から覗く元の色がかえって朱塗りのようにみえてきて。
(↑講談社のオシャレ雑誌ふうの文体)





▼すてきな観光地ほど遭遇するとガッカリする
ソフトクリームのオブジェ(?)もなく、
各店、看板やメニューの表示にも気遣いをかんじます。








▼学生のころ酒屋でバイトしていたあたい。
五一ワイン以外、見たことが無い充実の地酒の品ぞろえ。





▼「つとっこ」柿。完熟させてからトロッと食べるのだそう。








▼「昔は果物なんてないのでおいしかった!」。
「無いので」といいながらも嬉しそう。
寒い冬に暖かいコタツに甘い柿。

何歳くらいの方かな。
モノ余りの日本って、思えばまだ近年のことなんだよねぇ。












▼ひょうたんジジイ......や、やだ...... 口、臭そう




▼柿ジジイ......や、やだ...... 鼻息、荒そう。



うーん、どちらもおなごのほうは嬉しそうだ(;^ω^)ゞ














老舗の宿『松代屋』。
あぁ、次回来ることがあれば
こういう旅籠に泊まってみたいもんです。




▼勝新太郎の『座頭市』は、この松代屋前で撮影されたとのこと。




















意外にも(?)観光客はお年寄りばかりではなく
20代、30代の人たちもけっこういて。
あと外国人ね。ちょっと話をした人はアルゼンチンから来たそうです。


▼ミスはあるものの、がんばっている!(笑)




















長くなったので、明日へ分割。