2015年10月29日木曜日
江崎グリコの社長夫人
江崎グリコ社長夫人が書かれた本、
『芦屋スタイル』江崎美恵子(講談社)が
おもしろかったです。→ amazon
あたいの自画自賛なんて
まだ甘っちょろいな~と思い知らされた、
そんな感じの一冊です。
筆者の住まう芦屋を
「日本一の住宅街」と言い、
「江崎家=芦屋スタイル」と言い切れる爽快さったら、あーた。
(ちなみに芦屋のなかでも
本物のお金持ちしか住めない六麓荘という地区で
昔、家庭教師をしていたうちのダンナが言うには
「日本一の住宅街」というのも納得だそうですケド)
巻頭写真では、その「日本一の住宅街」をらくらく見下ろす
高台に建つ豪邸から微笑む江崎さまの写真、ナイス!
内容はとても読みやすく、
ノンストップで一気に読めてしまいます。
庶民のあたいは
5行に1度は「ええっーー!」と驚いてました。
たとえば、
日本のオシャレの流行発信地は芦屋なのだそうです。
江崎さまたちがお召しになったファッションをみた
東京や大阪の方々が「あら、素敵ね」と取り入れて
世の中に広まっていくのだそうです。
(半年前に読んだんでうろ覚えだけど)
または、店員があまりにもへりくだりすぎるお店は
居心地が悪いなど、なるほどその通りだなと
共感できる本音も随所にみられ
おもしろかったです。
芦屋ライフにおける人付き合いや買い物美学など、
さまざまについて
生まれながらの大金持ちである江崎美恵子さまが
イヤミではなく
本音で書いている本、
それが『芦屋スタイル』(¥1620)なのです。
内容のわりには値段が高いので
あたいは図書館で借りましたが、
どのページからパッと読み始めても
すぐに楽しめるという点では
購入して、手元に置いておきたい種類の本と
言えるかもしれません。
庶民のあたいからみると
お金持ちの暮らしって窮屈だなーと思ったけど、
でもそうと思わずに暮らせるのが
生まれながらのモノホンのお嬢様なのねぇ。
「ま、あたいはこっち側でいいや♪」と
ハッピーターンの粉をペロペロ舐めながら
今の自分の暮らしに満足できる
そんな一冊なのでありマス。