『神代水生植物園へ(2)』のつづき。
▼ミドリガメいてる。
▼花菖蒲のシーズンでした。
以前はいろんな品種の菖蒲が混在していて
それがグラデーションのように咲くのが美しかったそうだけど、
数年前の整地のときに品種グループごとに植えなおされてしまい、
「不自然になってしまった」
「珍しいトンボが居なくなってしまった」と
昔から通っている人には大不評みたいよ。
たしかにねぇ……
分かりやすくグループ植えされてると
風情がなくなるよねぇ……
神代植物園のバラ園もさ、
見せ方が古いんだよね。
「ただの品種展示場って感じ」
「横浜イングリッシュガーデンみたいに
場面を作れば
庭園っぽくて素敵なのに」
と、おしゃれなガーデナーさんたちには
大大大不評なんさね。
てか、あたいなんて、神代植物園にバラ見に行った、って言ったら
あるおしゃれガーデナーさんに
「え、あんなとこ行ったのぉ? キャハハ(*≧∀≦*)」
とバカにされちゃったし……(笑)
いや、品種ごとに植える話に戻して。
うちのママンなんかも
「どれがなに(品種)だか
判るように名札つけてくれないと」
みたいなこと言うんだよね。
ツアーガイドの案内があるのを
ありがたがるし。
でもさ、あたいとしては
第一印象は1回しかないのに
もったいなーい(=^・・^=)と思うわけさ。
あたいはまず自分の感じたいタイプなので
先に全部しゃべってくる案内人はキライ。
話をもどし、
園芸でも、ほら、
ポール・スミザーさんとかが提唱している
自然にみえる植え方、ってーの?
『種や球根をテキトーにぽーんと放り投げて
落ちたままにその場に植える』というやり方。
あえて不均等に配置することで
こぼれ種や分球で増えたかのように
自然に見せましょう、というやり方。
ここの水生植物園では
自然に分球して馴染んでいたものを
わざわざグループごとに分類して植えなおして
不満を買ってしまっている、という。
誰かには良くて、
誰かには悪くて。
迷ったときには、ヒトの都合よりも
自然をもって旨とすべしと思います。
整地したこの公園も
何十年もかけて
またボーダーレス化していくことを願いましょうぞ。
次。
▲「湿地に木道」があるからか、公式サイトでは
「少しだけ尾瀬と似た景観を見ることが出来ます」と書いてあるけど
ぜんっぜん違うから!
太ってぇこと言ってんじゃないよ!
▼これが尾瀬だし。ぜんぜん違うし。
(ちょうど深夜に録画していた『尾瀬の一年』)
ま、ここ神代水生植物園は
大都会・新宿から1時間とかからずに来れるわりには
自然が残っていて、という程度でしょーね。
コウホネなんかもあったりして
尾瀬に寄せてみてはいるのかも?
(これはアサザだけど)
でもまぁ住宅街のなかで
気楽に行ける湿地帯を整備してもらえてるのは
ありがたいこっです。
難点をいえば
9:30~16:30という開園時間が決まっていること。
せっかくの谷戸なんだから
朝はもう少し早く開けてくれれば
モヤのある景色や、冬の薄氷が見られるのになぁ~
夕方はあと30分でも長く開けてくれれば
夕陽が水田に写って
田舎らしい雰囲気になるだろうになぁ~
ここから歩いて15分ほどの
『野草園』はホタルが居るけど
ここの水生植物園にもいるのかなあ?
『神代水生植物園へ(1)』
『神代水生植物園へ(2)』
『神代水生植物園へ(3)』
『深大寺へ(1)』
『深大寺へ(2)』