2017年7月27日木曜日

神代水生植物園へ(3)

『神代水生植物園へ(2)』のつづき。




▼ミドリガメいてる。





▼花菖蒲のシーズンでした。




以前はいろんな品種の菖蒲が混在していて
それがグラデーションのように咲くのが美しかったそうだけど、

数年前の整地のときに品種グループごとに植えなおされてしまい、

「不自然になってしまった」

「珍しいトンボが居なくなってしまった」と

昔から通っている人には大不評みたいよ。









たしかにねぇ…… 

分かりやすくグループ植えされてると
風情がなくなるよねぇ……

神代植物園のバラ園もさ、
見せ方が古いんだよね。

「ただの品種展示場って感じ」

「横浜イングリッシュガーデンみたいに
場面を作れば
庭園っぽくて素敵なのに」

と、おしゃれなガーデナーさんたちには
大大大不評なんさね。

てか、あたいなんて、神代植物園にバラ見に行った、って言ったら
あるおしゃれガーデナーさんに

「え、あんなとこ行ったのぉ? キャハハ(*≧∀≦*)」

とバカにされちゃったし……(笑)


いや、品種ごとに植える話に戻して。


うちのママンなんかも
「どれがなに(品種)だか
判るように名札つけてくれないと」
みたいなこと言うんだよね。


ツアーガイドの案内があるのを
ありがたがるし。


でもさ、あたいとしては
第一印象は1回しかないのに
もったいなーい(=^・・^=)と思うわけさ。



あたいはまず自分の感じたいタイプなので
先に全部しゃべってくる案内人はキライ。


話をもどし、

園芸でも、ほら、
ポール・スミザーさんとかが提唱している
自然にみえる植え方、ってーの?

『種や球根をテキトーにぽーんと放り投げて
落ちたままにその場に植える』というやり方。


あえて不均等に配置することで
こぼれ種や分球で増えたかのように
自然に見せましょう、というやり方。


ここの水生植物園では
自然に分球して馴染んでいたものを
わざわざグループごとに分類して植えなおして
不満を買ってしまっている、という。





誰かには良くて、
誰かには悪くて。

迷ったときには、ヒトの都合よりも
自然をもって旨とすべしと思います。

整地したこの公園も
何十年もかけて
またボーダーレス化していくことを願いましょうぞ。


次。




▲「湿地に木道」があるからか、公式サイトでは
「少しだけ尾瀬と似た景観を見ることが出来ます」と書いてあるけど
ぜんっぜん違うから!
太ってぇこと言ってんじゃないよ!


▼これが尾瀬だし。ぜんぜん違うし。
(ちょうど深夜に録画していた『尾瀬の一年』)




ま、ここ神代水生植物園は
大都会・新宿から1時間とかからずに来れるわりには
自然が残っていて、という程度でしょーね。

コウホネなんかもあったりして
尾瀬に寄せてみてはいるのかも?



(これはアサザだけど)










でもまぁ住宅街のなかで
気楽に行ける湿地帯を整備してもらえてるのは
ありがたいこっです。


難点をいえば
9:30~16:30という開園時間が決まっていること。

せっかくの谷戸なんだから
朝はもう少し早く開けてくれれば
モヤのある景色や、冬の薄氷が見られるのになぁ~

夕方はあと30分でも長く開けてくれれば
夕陽が水田に写って
田舎らしい雰囲気になるだろうになぁ~


ここから歩いて15分ほどの
『野草園』はホタルが居るけど
ここの水生植物園にもいるのかなあ?

『神代水生植物園へ(1)』
『神代水生植物園へ(2)』
『神代水生植物園へ(3)』

『深大寺へ(1)』
『深大寺へ(2)』