2020年1月28日火曜日

玉子焼き教室へ

ワークショップ話を放出しつづけてっけど、
実はまだ書いていないものがいくつかあんのな。


そのうちの1つ、2018年、
市が主催の『まちゼミ』という企画でのことを書くね。


商店街のお店の人が講師となって
専門店ならではのコツを教えていただける
少人数ゼミナールが催されまして。




たくさんの講座があって
喫茶店での『コーヒーの淹れ方』
和菓子屋さんでの『和菓子づくり』
パン屋さんでの『美味しいパンの温め方』、

NPO法人の『ケンカしないで親の家を片付ける方法』や
楽器屋さんの『ドラムで脳トレ』などなど

ほとんどの講座が0~500円、という企画でした。


あたいが申し込んだのは『専門店の卵焼き講座』

というのも▼これ、
銅の卵焼き器を手に入れたものの
上手く焼けずに持て余していたからであーる。




中村銅器製造所のもの。

購入当時、品薄状態ということで
半年ほど待ってやって届いた
念願の逸品でした。


ところが。

初めての銅製は熱伝導率が良すぎて
卵液がすぐに固まっちゃって
美味しくない卵焼きを量産したあたい……


うーん、そうか。

プロの道具が使いやすいとは限らない、という例は
この世にごまんとあるしね!

……と、自分に都合よく忘れることに決定♪

新聞紙にくるんで仕舞いこんでいたのです。


そんなあたいをピンポイントで狙い撃つような
お誘い文句▼が書いてあるではないっすか。

”お宅にある、買ってきたけれど使っていない
卵焼き用の鍋を使って
おいしい卵焼きを作ってみませんか?”





募集人数はたった3人の狭き門だったけど
今回も無事に当選いたしましたーっ!!


▼まずは職人さんのお手本。




秘密の配合や
使用している調味料のメーカーも
おしげなく教えてくれました。


いよいよ、ひとりずつ実演。

応募はやはりかなりの倍率だったそうで
狭き門をくぐりぬけた3人のうち
お一人は小学生の女の子でした。

お父さん、嬉しそうに写真いっぱい撮ってたなぁ~
微笑ましいわぁ




お次は市内にお住いの奥様。

こちらの奥様とはなんと、
その半年ほど前に行った『三鷹市 大人の社会科見学』で
市内の印刷工場の見学会でもご一緒したかたでした。


「また会いましたね」
「ほかの講座にも申し込みましたか?」
「えっと、お茶屋さんの『緑茶の淹れ方』講座に」
「えーー! 私も!」
「すごい~ 趣味、合ってますよねぇ!」


そんな気のあう奥様と
こんな狭き門で再会するなんて♪


さて、あたいの番です。
弱火でやっても固まりすぎるのが悩みとお伝えすると、

「この鍋なら、弱火どころか
火を止めても作れるほどの保温力ですよ」

「1日に何本も焼きつづける職人は
次々に焼いて行く都合上、銅製のものを愛用するけど
一般の人には保温力が強すぎるかもしれないですね」
とのこと。

なーる。
火を消しても作れるほどとは
思いもつかなかった。

さすがプロ、ありがたい!!


で、完成。

▼あたいのは真ん中のもの。
最初にしてはなかなか上手く作れた ٩(^ω^)و





あ、この日の講座は
お寿司屋さんやお弁当屋さんへ卸す
厚焼き玉子を教えていただきました。


お寿司屋さんへ卸すものは
とにかく真四角に焼き上げることが重要とのこと。

1つ600円の商品になる厚焼き玉子にするには
とにかく「角をピシッと立てる」のが江戸前の粋、
大切なのだそうです。


角が立っているように「見せるワザ」もご伝授いただき
ひたすら練習です。




あれほど難しく感じていた
銅製の卵焼き器が楽しくなってきたぁ~
ヽ(o’∀`o)ノヤーン♪


講座から帰宅後もしばらくは卵焼きブームでした。

▼上はテフロンで焼いたもの、
下は銅製で焼いたもの。

見た目はテフロンほうが上手に焼けるけど
銅製で焼いたほうのが
キメが細かくしっとりと美味しいの。




甘~い関東風、
お出汁の関西風、
お蕎麦屋さんの厚焼き玉子風、
茶碗蒸しのような厚焼き玉子の作り方などなど、
あたい、これまでにも自分で研究を重ねてまいりやした!!


Myレシピカード箱の『Eggs』に
お寿司屋さんの卵焼きを追加できました♪

ダンナは卵焼きが大好きで
「今日は〇〇な玉子焼きが食べたいな」というリクエストで
あれこれ焼いてきたあたいだけど、

レシピカードにまとめておけば
あたいが死んだあとも自分で作れるしね。にゃははっ!


ま、なにはともあれ、
持て余していた銅製卵焼器が使えるようになって
嬉しい講座なのでありましたー!