2020年9月7日月曜日

赤い鳥の本

台風、困ったねぇ。




『赤い鳥』の本。
昭和44年にでた復刻セットを入手。


『赤い鳥』文庫っつーのは
今から80~90年以前、
戦前に出版された児童文学なのな。

→ Wikipedia『赤い鳥』


児童向けの本といっても
芥川龍之介有島武郎泉鏡花などの文豪も作を寄せていて
なかなか読み応えあるんすよ。


実はこれまですでに6冊を蔵書しとりました。
10年以上前に古本屋で偶然みつけたのです。

そのときの手持金では6冊しか買えなかったけど、
ま、子ども向けの本だし、と
表紙や挿絵の気に入ったものを
インテリア感覚で購入したのです。


ところが、帰宅して読んでみたら
おもしろい、おもしろい。

けっして子供向けの道徳的話ばかりでなく、

ケンカ相手への罵りのシーンは
現代では発禁モノのひどさ。

「これはもしやのお宝本なのでは?」と
6冊しか買わなかったことをすぐに後悔。

翌日、古本屋へ急いだものの
すでに買われてしまっていたのでした。あぁ……




で、近ごろふと思い出して古本ネットで発見。
ようやく全巻を揃えられたのでありました。


読んだことがないのか
文面はピカピカの美品だったけど、

昭和44年の復刻版、さすがに外箱はボロい……

▼水シミがモヨモヨ。




デザインの色も滲んでて、褪せてるなぁ、と思いきや、
『装函 いわさきちひろ』さんっつーことで
なるほど、これはこういうデザインなのかも。





戦前の童謡曲集も8冊。

▼大正八年の曲集。




明治42年生まれのあたいのおばあちゃん(享年108歳)が
ちょうど子どもの頃の唄だなぁ~♪