2016年8月13日土曜日
カムバック!元祖回転寿司
生まれて初めて回転寿司に行ったのは
小学3年生か4年生くらいだったかな、
街に『元禄寿司』という回転寿司ができたのだ。
いち早く行った同級生の武勇伝によると、
■ 高級なゴチソウ、お寿司が激安
■ しかもベルトコンベアーに乗って
■ 注文しなくても席にお寿司が運ばれてきて
■ お茶がでてくる水道がある
「??? へ?」
想像すらできないほど
未知なる寿司屋の登場であーる。
日一日と、
「昨日、行ったよ!」
「うちも!すごく混んでたよね」
「私のパパ、食べ終えた皿をレーンに戻して
注意されたの~」
という うっかり(ちゃっかり?)話も流行りました。
そしてわが家もついに参上。
全てが初めてみるものばかり!
ちょいあとにオープンした
東京ディズニーランドは
「え?遊園地でしょ?別に~」なかんじだったけど
断然『元禄寿司』のほうにときめいた
あたいちゃんでした。
あの頃の回転寿司は楽しかったなぁ~
「新幹線システム」や「ご注文品」なんてのは
なかった時代。
次はなにが来るかな?
あ、エビが流れて来た。
.....と思ったら、前の家族に取られた!!
じゃ、マグロでもいっとこうか。
うーん、なかなかイイのが来ないな。
こんなことならさっき見過ごしたマグロ、
取っておけば良かったなぁ。
ちっ、なんだよ、
お寿司が出てくるところに座ってるあの家族、
みんな取っちゃうじゃんか!!
あ、あれ? 2年3組の吉田かよ、あんにゃろめ!
みたいな。
一皿一皿、真剣勝負でしたよ、ええ。
大人も子供も
皆が自らの目利きで鮮度を見分け、
一喜一憂しながら
手に入れた一皿に心打ち震わせ
舌つづみを打ったものであ~る。
▼注文品を届けてくれる
新幹線は画期的で素晴らしいと思ったけど、
このシステムの登場で
廻っている寿司などだれも手を出さなくなってしまい、
ただの見本品として
食べてもらえもせずに廃棄されていく憂き目に。
あぁ、昔のように
どんなのが流れてくるかワクワクしながら
選んでみたいなぁ。
「今日はイマイチだねぇ」とか
「大将、もっとイカ流してよ、
さっきからぜんぜん来ないよ!」とか
ライブ感がたまんなかったなぁ。
■ 個別注文は受けない
■ 流れてくる中から選んでください
■その分、いいネタを安く出します
という、元祖回転寿司システムのほうが
楽しいような気がしてきました。