2016年8月8日月曜日

大人ブルクミュラーのススメ


ここんとこ夏休み中だったダンナが
「チェンバロ弾きたい」ってんで

リコーダーカルテットでたまに利用している
某スタジオに電話したら
「1時間だけ空いてます」と。

いざ、それ行かんば!





犬くんが歩けなくなってから
2人で出かけるなんて久しぶりだ。


まずはチェンバロ観察。
わが家の楽器づくりに活かす研修。










▼ワイヤーとは思えぬ、面のようにそろった巻き。





▼木目を似せてはめている木ネジ。
チェンバロ作家さんの性格がうかがい知れます。





家から持ってきた楽譜は▼こちらの2冊。

■ブルクミュラー25のやさしい練習曲
■バッハ インベンション




小学生のとき使ってた楽譜。

どちらの楽譜も
「なつかしい!」って人、多いんじゃないかな。


昔、ピアノ習っていたのに
今まったく弾けないって人、手あげて~


はーい。
実はあたいがそうでね。
で、↑を実家から持ってきたワケだ。


なぜならば、とどのつまり
大人になった今
このくらいの小曲がサラッと弾ければ
充分なんじゃ?と思うワケでして。



ブルクミュラー25も
バッハのインベンションも
良い曲ばかり。

■ 難しくない
■ キレイで小粋な曲ばかり
■ 短い(1分~)
■ 人前で弾いても嫌味がない
■ 「なつかしい」と喜んでもらえるかも?(笑)


それに大曲はせっかく弾けるようになっても
維持していかなきゃだしね。





手書きでいろいろ指導されている楽譜。
友達と遊びに行きたかった時代を思いだす。
あたい、週に7,8回、塾に行かされてたからさ(涙)


それにしても、今、見直してみると
ピアノ教師が指示したスラーや、音を切る場所が
ぜんぜんバロックじゃないことが判明(;^ω^)ゞ



ところで。

ピアノ習っていた人ならお馴染みの
『バッハのインベンション』だけど、

何小節も......ときに5小節間もつづくトリル、
ヘンだと思わなかった?


♪デレデレデレデレ~って
重いってか、聞き苦しいっていうか。


子どものころ、

「このトリルったら......
バッハって才能ないな

と思ってたんだけど、


学生のとき
チェンバロでこれを弾いたときに
初めて気がついた。

ピアノで弾くから
ヘンだったんだ!


ま、バッハが作曲した時代には
今のようなピアノは無かったもんねぇ。

「チェンバロで弾くと
ぜんぜん変じゃないよぉ~」と
友達と盛り上がれたまじめな学生時代だったわぁ♪


あ、でも、今、
めっちゃ軽やかなトリルで弾ける人、発見。
鍵盤の重さを感じない上品な演奏。

▼32秒あたり、5小節トリルもとても静か。





ついでに、ブルクミュラーでは
▼こんなに上手に弾く子も発見。
しかも『25』より難しい『18』のほうの曲。




ま、要は楽器じゃなくて腕ですね......୧( ⁼̴̀ᐜ⁼̴́)૭

バッハたん、
無能呼ばわりしてすみませんでした。
(土下座して反省中)


昔、ピアノ弾けたのに今は弾けない人、
『ブルクミュラー25』や『バッハ・インベンション』
買ってこようぜ!


もう一度、弾いてみよう。

大人っぽく、しっとりと、丁寧にね♪




ブルクミュラー25
▼こちらで試聴できます。(スマホだと表示されないかも?)
http://www.amazon.co.jp/dp/B00ATRPF9A