2019年10月5日土曜日

ボタニカルアート作品展へ

「いまどこクイズ」の正解を書くまえに一話。

ボタニカルアーティストの佐々木正子さん
&門下生の方の作品会へ行ってきたよん。


(鹿吉親子)


ボタニカルアーティスト佐々木正子さんとは
いがりまさし写真教室でお知り合いになりました。


あたいがまだスマホで写真教室へ参加していたころから
すでに常連さんの生徒さんでらして
ワークショップでお話する機会はあったのだけど、


なんと、なんと、
イギリスに15年も住まわれながら
現地でボタニカルアートを学ばれたお方ということを
つい最近存じ上げました。


だって~ 

ご本人さま、まーったくそういうことおっしゃらないんだもん(#^^#)


あのキューガーデンで学ばれたとも。

で、このたび作品展へ伺って知った
プロフィールや受賞歴ったら……
さらにビビビリました。


RHS英国王立園芸協会ボタニカルアート展で
何度も金賞を取られ、

ロンドン、ドイツ、アメリカなどなど
世界中で作品の展示会が開かれて、

いまやRHSで賞をとられる生徒さんを何人も排出されるお教室を
主宰されているということを知り。


ひょ、ひょえぇぇぇぇ~

経歴が華麗すぎるっ w(*゚o゚*)w


ほれ、よくさー、
『英国で本場の〇〇に触れ……』
『フランスでの滞在経験を生かし……』などの
確かめようのない、
あいまいな経歴のプロって世の中にいーっぱいいるじゃん?


ま、実力があれば経歴なんてどーでもいいんだけどさ、

それでも佐々木さんの
由緒正しい、本物の華麗な経歴を目にすると
胸がすくような、いい気分になりました。


▼佐々木正子さんの作品カードからこちらの4枚をお持ち帰り。
フィールドですぐにスケッチして
作品の構図を決めてしまうのだそう。すごい。





ボタニカルアートって素敵で憧れるけど
自分にはまぁムリなジャンルだなぁ。


絵の上手下手はさておき
1つの作品に時間をかけて取り組むことが苦手なあたい。


それに水彩ってのも難易度高い。
ポスターカラーみたいに
べったりと塗りつぶしたくなっちゃう性格(笑)


『ゴミのポイ捨て禁止』『地球が泣いている』的な
夏休みの宿題みたいな絵になっちゃうのな。


色づくりの必要のない
鉛筆画やサインペン画、
絵の具のチューブから直接描く絵には
すこし熱中した時期があったけど、

色の再現がとにかく苦手なあたい。


あ、あと筆も苦手(;^ω^)ゞ



(佐々木さんの作品が散りばめられたマスキングテープ)



それにしてもどの作品も本当に緻密でした。

見たままに描いて
見たままの色を作って、重ねて。

どうやって描いているのかもわからないような作品も多数で
驚きと尊敬をもって
じっくりと拝見しました。


逆光じゃないと見えないような細かい繊毛を
筆でていねいに描いていたり、


ピラカンサやブドウのたくさんの実が
ひとつひとつ違って描かれていたり、


ヤマボウシの葉のフチが
極細のえんじ色で引かれていて。


葉っぱを描くとき
さまざまな緑色を重ねるなかに
その植物の花色や、紅葉のときに現れる色を
うっすらと含ませるといい、とか


りんごを描くときは
まず薄く黄色を塗ってから
赤を重ねていくのだ、などと

遠い昔、美術の先生が言っていたことが
ふと頭に浮かんできました。


英国王立園芸協会でこのたび金賞を取った生徒さんの作品のまえでは
たくさんの方が足を止めて
感嘆をもらしていました。

本当に素晴らしかったです。


▼こちらは生徒さんのカード作品。
うちのクレマチスと少し似ていたので目が留まりました。





花を描くのはムリでも
葉っぱ1枚、実1つ描くだけなら
やってみたいなぁなどと
以前に思ったことがあったけど、


今回見ているうちに
あたいったら花や葉よりもさらに
茎の色気や、枝のかたさ、根の這い方を描いた部分に
興味が沸いてしまいました。


まさに微に入り細に入りの力作の数々、素晴らしかったです。