年に数回、ライブにお声がかかります。
今やどこにも所属せず
お声がかかればノコノコ出ていく、と
すっかり隠居の身。
バンドでライブ続きだったころは
夜、出かけなきゃだし
タバコの匂い嫌だし
増幅した音のなかで演らなきゃだし、
そもそも人前でやる理由がまったく無いあたい。
かといってライブにまったく未練がないわけでもなく
出演したいものだけOK返事を許してもらえて
リハしなくても音源はネットで送られてくるし
今は気楽で良い身分、ありがたいです。
年末までに2回、ライブに出ます。
ただいまアイルランドの伝統音楽を暗譜中。
スポーツ選手が
「体が覚えるまで練習する」的なことを言うように、
曲の暗譜も同じく、
脳が覚えたあとに指が覚えだすんですよねぇ、本当に。
その証拠(?)に
たまたま間違えて吹いちゃったのを
指がすぐ覚えてしまうことがあるんだよね。
たった1回間違えただけなのに、
それまで難なく吹けていたパッセージが
急に「間違いパターン」でしか
指が回らなくなっちゃった、みたいな。
指が勝手に動いてくれることをいいことに
ボーッとしながら吹いていた罰なのだ。
楽器やる人あるある、かな~?( ・ㅂ・)و
でもしかし、それでもあたいは
ボーッとしてても吹けることを目指して
「うわの空」練習をするのであります。
なぜならばライブってのは発表会とは違うわけさ。
発表会や演奏会ってのは
練習とおり演奏しましょう、な要素が強いけど、
ライブってのは
その場のノリでアドリブ入ったり
本番で急にリハとは違うことやってくるメンバーがいれば
曲の長さもその場で変わったりするから
ライブ(生きた音楽)なわけで、
自分だけ吹けてりゃいいわけじゃないわけで、
頭の中100%を自分の演奏だけに使えないわけだ。
逆にいうと、うわの空で演奏できる余裕があったほうが
臨機応変にできてちょうど良かったりするのな~
または「心をこめて演奏する」ってのも
うわの空でも指が回るからこそ
心を他に使える余裕がある、ともいえるんじゃないかな。
……ということで今日もまた
木原さーん、そらジローの天気予報や
『クイズ!脳ベルSHOW』を見ながら
ボーッとしててもちゃんと吹けるようになるための
「うわの空」練習をするあたい。ふふふ。
(↑ここ数年で一番ショボくて最高に楽しい番組)
あ、そうそう。
暗譜するには、長時間の練習よりも
小刻みのほうが効果があるようで(あたい調べ)、
- 午前中、暗譜する
- お昼食べて(=1回忘れる)
- 午後、突如吹いて、覚えていないところを確認
脳が忘れ切らないうちに復習するんさね。
あたい、8時間しか記憶がもたないし~ヾ(´ε`;)ゝ
間食をやめられない人が
手を止めては、またお菓子をつまむかのごとく、
一日中、暗記と忘却を繰り返して
刻み込んでいくのであーる。あーる。
で、このたびの忘却アイテムがこちら。
練習→刺繍→復習→練習→刺繍
おおっ、ライム(韻)、踏んどるでぇ( ˆ̑‵̮ˆ̑ )デヘヘ
※刺繍してないでブログ書けやい!