2019年10月30日水曜日

「うわの空」練習法

ありがたーいことに
年に数回、ライブにお声がかかります。

今やどこにも所属せず
お声がかかればノコノコ出ていく、と
すっかり隠居の身。


バンドでライブ続きだったころは
夜、出かけなきゃだし
タバコの匂い嫌だし
増幅した音のなかで演らなきゃだし、

そもそも人前でやる理由がまったく無いあたい。


かといってライブにまったく未練がないわけでもなく
出演したいものだけOK返事を許してもらえて
リハしなくても音源はネットで送られてくるし
今は気楽で良い身分、ありがたいです。


年末までに2回、ライブに出ます。

ただいまアイルランドの伝統音楽を暗譜中。


スポーツ選手が
「体が覚えるまで練習する」的なことを言うように、

曲の暗譜も同じく、
脳が覚えたあとに指が覚えだすんですよねぇ、本当に。


その証拠(?)に
たまたま間違えて吹いちゃったのを
指がすぐ覚えてしまうことがあるんだよね。

たった1回間違えただけなのに、
それまで難なく吹けていたパッセージが
急に「間違いパターン」でしか
指が回らなくなっちゃった、みたいな。


指が勝手に動いてくれることをいいことに
ボーッとしながら吹いていた罰なのだ。

楽器やる人あるある、かな~?( ・ㅂ・)و



でもしかし、それでもあたいは
ボーッとしてても吹けることを目指して
「うわの空」練習をするのであります。


なぜならばライブってのは発表会とは違うわけさ。

発表会や演奏会ってのは
練習とおり演奏しましょう、な要素が強いけど、


ライブってのは
その場のノリでアドリブ入ったり
本番で急にリハとは違うことやってくるメンバーがいれば
曲の長さもその場で変わったりするから
ライブ(生きた音楽)なわけで、

自分だけ吹けてりゃいいわけじゃないわけで、

頭の中100%を自分の演奏だけに使えないわけだ。


逆にいうと、うわの空で演奏できる余裕があったほうが
臨機応変にできてちょうど良かったりするのな~


または「心をこめて演奏する」ってのも
うわの空でも指が回るからこそ
心を他に使える余裕がある、ともいえるんじゃないかな。


……ということで今日もまた
木原さーん、そらジローの天気予報や
『クイズ!脳ベルSHOW』を見ながら
ボーッとしててもちゃんと吹けるようになるための
「うわの空」練習をするあたい。ふふふ。

(↑ここ数年で一番ショボくて最高に楽しい番組)



あ、そうそう。

暗譜するには、長時間の練習よりも
小刻みのほうが効果があるようで(あたい調べ)、

  • 午前中、暗譜する
  • お昼食べて(=1回忘れる)
  • 午後、突如吹いて、覚えていないところを確認

脳が忘れ切らないうちに復習するんさね。

あたい、8時間しか記憶がもたないし~ヾ(´ε`;)ゝ


間食をやめられない人が
手を止めては、またお菓子をつまむかのごとく、

一日中、暗記と忘却を繰り返して
刻み込んでいくのであーる。あーる。


で、このたびの忘却アイテムがこちら。




練習→刺繍→復習→練習→刺繍

おおっ、ライム(韻)、踏んどるでぇ( ˆ̑‵̮ˆ̑ )デヘヘ


※刺繍してないでブログ書けやい!