2017年9月2日土曜日

長野県へ(4)ラネージュ本館(料理篇)

『ラネージュ本館(建物篇)』のつづき。


夕飯までのあいだ、庭へ散策に。







20年かけて育てたというモスガーデンは
手入れが行き届いていて。









さて。

「夕飯は18:30に食堂へいらしてください」
とのことだったので時間通りに。





▼この奥が食堂。ワクワクする~♪





(サイトから拝借)

公式サイトに載っている『レストラン案内』によると

シェフが厳選した地産食材を贅沢に使った
イタリアンフルコースをお楽しみいただけます。

だって♪


この素敵なホテルだもん、
きっと食事も美味しいはず!
(*´▽`*)ワクワク


白と赤のグラスワインを頼んで。
時間どおりスタート!





.......と、ここまで。


前回のブログ
あれだけホテルに大満足していたのに
最後に「ところが.....」と書いたのは
実は食事が残念だったのでした。


ホテル内の調度品やファブリックなどから受ける
妥協のなさとは違う印象で、

勝手に推理するならば
可愛らしい若い女性シェフ、なのかな~?
もしかしたらオーナーのお孫さん的な立場の方で
大目にみてもらえてるとか?

実際のことはわからない。


「味の好み」で言っているわけじゃないです。
そもそもあたいはただの主婦。
グルメ的な批評などする立場にないです。


でも、主婦だって
「一番美味しい状態で食べさせたい」
「できたて、煮えばな、焼きたてを出したい!」
と、日々ちゃんと工夫してる人、たくさんいます。

だからあたいには「??」疑問符な料理でした。

『できたて』=あたたかい、ではない。
『できたて』=一番おいしい瞬間、だと思うから。

一番おいしい状態を
見極められるのがプロだと思うし、
一番おいしい状態を出して
喜んでほしいと願うのがプロだと思うし、
そのための手間が苦にならないのがプロだと思うから。


いまや、ファミレスだってちゃんと工夫している。
料理強化路線を打ち出しているファミレス
『ロイヤルホスト』には感激すらしてますよ。


少なくとも
『ツヤも香りもとんじゃった料理』や
『冷えて食感の変化した料理』は
美味しくない、ということは
主婦のあたいですら分かる。


あと、
煮込み料理にも
『できたて』はある。

煮込み過ぎた肉には旨みはない。

こんな煮込んじゃうなら
せめて煮込むほど美味しくなる部位をつかえばいいのに。

素材の長所と、調理方法がトンチンカン......


あと、
夜に出た目ぼしい野菜(ビーツとツルムラサキ)が
朝、また同じ状態で出てきたっつー。

完全に『昨夜の残り物食べさせられてる』気分。


しかも昨夜と同じ「茹でたあと冷めた状態」で盛り付けだし。

あー、そのつど茹でるのがめんどくさくて
2回分、まとめて茹でたな、みたいな。


自宅ならともかく、観光の大事な1食で
「残りモノ」を使いまわされたものをだされたら
イヤな気分になるってば。


シェフ、わからないのかな?
てか、情熱、ないのかなぁ?

喜んでもらうための
手間ってめんどうなのかな?


あたいはなかなかの手抜き主婦だけど
仕事から帰って来たダンナに
白米は炊きたて以外だしたことないし、
レンジでチンした温め直しの料理も出したことはない。

なぜならば、一番おいしい状態で
出してあげたいと思うから。


だからこそ、もしかしたらオーナーのお孫さん的な立場の方で
なんでも許されちゃう
可愛らしい若い女性シェフ、なのかな~?
との想像なわけです。


ちなみに食堂には4組。
難しい料理は皆無。
丁寧に調理するのは難しくない。

ホテルがあまりに素敵だったので
あたいが勝手に期待しすぎたのが悪いのか?



うーん、まぁ、

「本人は精一杯
やってはいるけれども」

というかんじ、なのかな。
あたいも別に怒ってるわけじゃないんだけどね。

でも実際に旅関係の口コミで
「建物は良いのに食事が....」という指摘もある。

あたいだけじゃないのだ。


ガッカリしたぶん、つい文章もキツくなっちゃったけど
食器などはやっぱり素敵でした。

ワインも美味しくてエチケットを撮らせてもらい、
東京で同じものを購入済。
すでに2本空けた♪


......ということで
料理話はいったん置いといて、と。

夕食を終えて部屋へ戻りまして
のんびりしていたところ、
蚊がやってきた。

自宅の庭で見かける黒白ゼブラの
ヒトスジシマカじゃなくて、
白っぽくてノロノロしているイエカ。


よし!
数日前にテレビで見た
「蚊をつかまえるコツ」を試すのには
もってこいの環境だ!


その秘技とは
一般的な「横からパチッ」ではなく、
「上下からパチッ」という方法だそうで。

やってみると
たしかにヒット率高いかも~。
室内で20匹くらいバチバチやって。
(山の中だから虫が多い)


フロントに言えば
ベープとか貸してくれたと思うけど、

黒白のヒトスジシマカと違って
あんまり近寄ってこないで
フワフワ~と飛んでるだけだから
ま、いっか、と放置して寝た。


その結果、ウトウトすると
ミィーーンとやって来るはめに。

布団をかぶって防備したものの
2か所刺され、

イエカ特有の、しこり風の固い腫れものになってしまい
2週間たった今は
古い根性焼きみたいな痕になってまーす。


あ、今気づいたけど
持っていた虫よけスプレーをして寝ればよかったのか。
バカ、バカ!


てか、やっぱりフツーに
フロントにベープ借りればよかったです(;^ω^)ゞ


あれこれ書いちゃったけど
『ラネージュ本館』、よいホテルでした。
「★★★★☆」です。


今度いくことがあるなら
格上の『ラネージュ東館』に行ってみたくなりました。

同じ敷地の裏手に建つ、新館タイプ。
こちらはかなり評判が良いようで、
オーベルジュ(お料理旅館)っぽい予感です。