2015年4月28日火曜日

音だしの心得


ダウントン・アビーの丘(東京都調布市)を越え、




ダウントン・アビーの広場の木陰で、






▼友達とミニセッション。



友達はコンサーティーナ(超高級ピアニカみたいな音)、
あたいはティン・ホイッスル(安っぽい縦笛の音)。
共にアイルランドの伝統音楽で使われる楽器。



そのあと、土手へ移って、





土手を下って、





川辺で またセッション。






♪春のうららの~ たまがわ~




このあたりは
毎年、ゴールデンウィーク中に蚊が出始めます。
蚊が出てくるまでのあと数日。
春のなごりを楽しみませう。


夕方、川風が吹いてきて爽やか~

「風にかき消される」という表現があるけど、
川辺で吹いた音って
すぐに飛ばされて、どっかへ消えちゃうのがイイ。


ところで。
楽器を練習するときにあたいが最も気にするのは
周囲の人に「うるさい」と思われないように、ということ。

家の中で笛を吹くときには
家中の窓を全部閉めて
毛布を2枚、かぶって吹く!

もしくはセロテープでウィンドウェイを縦半分ふさいで
音量を小さくする!

だから台風の日とかは
家で自由に吹けてかなり嬉しい。



あたい自身が「無音」を楽しみたいタイプなので、
たとえば公園などで
風に揺れる葉の音や
鳥のさえずりなどを消してしまうような
楽器の音が聴こえてくると
がっかりすることがあるんだよね。

上手い、ヘタは関係ない。
やっぱり音って、目に見えないで
侵入していくから気になっちゃうんだよねー。


例えば、住宅街の合間のちいさな公園では
音をだしてはいけないと思うし、
郊外の大きな公園でも
なるべく人がいないところを見つけて
遠慮がちに音を出すべし、と思う。



だから、蚊がいっぱいいそうな公園のすみっこで
申し訳なさそうに
基礎練習を地道にやっている人は好感もっちゃう。

ひと気のない裏道に軽トラをとめて
窓を閉めっきりで
狭い車内でコンガを叩く若者がいたり、

そうそう、数年前から
公園の奥の奥で
トランペットを吹いている人がいてさー、
いつでもロングトーンや音階練習をしているの。


ドーーーー ドーーーー ドドドド ドドドド

レーーーー レーーーー レレレレ レレレレ


それがまたね、
ピッチは正確だし、音も安定した太さだし、
たぶん曲を吹いたらかなりな腕前なのは明らか。

たまになにかの一節をちょろっと吹くことがあるのだが
トランペットとはおもえぬような
木管楽器のような、まろやかな音色♪


「もしやどこぞの楽団の首席トランぺッター!?」
と妄想しているのだけど、
どこの木陰でこっそり吹いているのだか
姿は見せたことはないのがまた奥ゆかしくてよいではないか。


公園で、人前で、さも得意げに
速いパッセージを吹きまくることほど
恥ずかしく、迷惑なことはない。

だから外で笛を吹くときには
繁殖期の鳥さんを混乱させない時期に
常に己を省みながら
つつましく、畏れ入りつつ
吹かせてもらおうと思ってますデス、ハイ

(消え入るように控えめに主張↑)