2015年4月26日日曜日
コバノズイナ 'サライヴ '
Itea virginica 'Sarah Eve'
仁義切らせていただきます!
姓はイテア、名はサライヴ
生まれは米国バージニア、
明治時代に来日しまして
以降、名をコバノズイナと名乗っております。
茎は紅く、穂は小さめ、
秋には緋色に葉を染めざんす。
以後、お見知りおきを。
ロンドンから引っ越して
今はパリに住んでる祖母に会いに行ったときのこと。
あたいが部屋に入ると、おばあちゃんが
「お前、ちゃんと入口で 仁義きったかい?」
と言ったっけ。
あー、↑これを訳しますと、
グループホーム(入居者10人のホーム)に
入居している祖母。
それぞれの個室にロンドンだのドバイだのと
世界の都市名がついていて、
うちのおばあちゃんは「パリ」と名のついた
お部屋に住んでいるのです。
このアイデア、ちょっとオモシロい。
「NYに住んでる祖母に会いに」だなんて、
暗くなりがちな介護シーンでちょっぴり笑える。
ちなみに、うちのおばあちゃん、
介護士さんやワーカーさんのことを
「女中」と思い込んでしまっています。
ぜんぜんそんな育ちじゃないのに
なんでそんなふうに思い込んでいるんだか。
「女中にお茶を持ってこさせなさい」だの
「あの女中はまったく気が利かない」だのと言います。
たぶん嫌がられていると思います……すみません。
話をもどし、
コバノズイナ’サライヴ’を
寄せ植え仕立てにしてみた。
庭に宿根ってた
アジュガ(4年もの)とグレコマ(2年もの)を移植して、
斑入りの葉っぱのヒメウツギも入れてみた。
今後はここで増えていってくれたらいいな。
「洗面所の一輪挿し」のイメージがあるコバノズイナだけど、
葉の質感が「どっぷり和風じゃないような....」
という感じがして調べてみたら
アメリカ生まれだったのねん。
いとこのコバノズイナ’ヘンリーズガーネット’っていう品種は
穂の部分がもっと長くて たら~んとぶら下がるんだって。
でも、あたいはこの’サラ・イヴ’の、
短めの穂が上向きにつくかんじが好きだな。