9月1~9日の北海道キャンピングカーの旅を終え
東京へ戻ってきました。
6日目の未明に
震度6強の北海道地震が発生し
帰れるのか心配だったけど予定通りに帰宅。
新千歳空港はこの状態。
170店舗のうち1店舗も開いておらず。
北海道で絶大な支持を得ているコンビニ
『セイコーマート』は、
従業員さんの電気自動車から電源をとって
営業をされている店舗が多数。
さすが北海道庁お墨付き、
「道民のインフラ」といわれているチェーン店だけある。
▼パンは品薄だったけどカップ麺やそうめんとかはあって。
大手コンビニは、パンや水など商品はあるのに
レジが動かない、防犯カメラが動かない、という理由で
閉店決定したと、
また、お弁当工場では
ご飯もおかずもあるのに、
ゴマがない、漬物がない、という
あしらいが足らないという程度なのに
「商品規格に達してない」として
製造許可が下りなかった、と
のちにニュースで知りました。
ダメじゃん! セブンにローソン!
それから、
「セイコーマートのおにぎりは店内でガス炊き!
(停電の)今日も炊き立てのおいしいおにぎりです!」
と、アツアツのおにぎりを次々に握ってくれていました。
100円で、具だくさんで、ふわふわ系のおにぎり。
「こんなときだから」ではなく、
おにぎりとして本当に美味しかったです。
店員さんたちも被災しているのに。
このセイコーマートの対応は
今日の昼のニュースでも称賛されてました。
さて、地震があったことにも気づかずに
日中のつかれでグッスリ寝込んでいたわれわれ。
朝、何人ものかたからご心配のメールをいただいて
初めて知った震度6強の大地震でした。
朝のうちはまだ観光客気分のまま
「キャンピングカーには自家発電機ついてるし」
と のんきだった我々だけど、
信号機が止まっていて
ガソリンスタンドが閉まっていて
コンビニに人が押し寄せているのを目にして
次第に「もしやこれは大変なことなのかも」と
ようやく焦ってきました。
被災地にいる実感が遅かったのは、
普段、どこかで災害があったときに
「天災は明日は我が身、他人事ではない」と
思いを寄せ、時に涙を流すこともあったものの
恥ずかしながら思いが至っていなかったからだと思います。
▼停電で、ガソリンのメーターが計れず
手動記録で販売してくれているお店。
ガソリン車は売り切れが多かったようだけど
軽油は大丈夫でした。
電気自動車は充電できず、大変だったと思う。
▼交差点で早朝から手信号をする警察の方々。
警察官がいない交差点は
パッシングでゆずりあったり、
▼停電で下がったままの踏み切りは
自分であげて通ったり。
レンタカーを返却した千歳市は
震源地の隣りの町。
9日の昼間はもうどこのお店もやっていて
通常となにも変わらないようにみえたけど、
レンタカー屋さんのリアルな体験談をきいて
地震という、逃げようもない震災のおそろしさに
亡くなられた方、被災された方々を重ねて想うと
胸がしめつけられました。
道内の人々が節電してくださっているおかげで
帰りの飛行機も無事に飛んでくれ
東京へ戻ることができました。
素晴らしい大自然の北海道に
すこしでも早く
また笑顔の日が戻りますように。
(つづく)
【初めての車中泊記 2018】
■ 北海道地震でのこと
■ 北海道 キャンピングカーの旅
■ (北キャン)居室とシンク
■ (北キャン)電気のこと
■ (北キャン)車内で調理
■ (北キャン)車中泊 ゴミ問題
■ (北キャン)運転のこと