2018年9月11日火曜日

北海道地震でのこと

9月1~9日の北海道キャンピングカーの旅を終え
東京へ戻ってきました。


6日目の未明に
震度6強の北海道地震が発生し
帰れるのか心配だったけど予定通りに帰宅。


新千歳空港はこの状態。
170店舗のうち1店舗も開いておらず。





北海道で絶大な支持を得ているコンビニ
『セイコーマート』は、
従業員さんの電気自動車から電源をとって
営業をされている店舗が多数。

さすが北海道庁お墨付き、
「道民のインフラ」といわれているチェーン店だけある。


▼パンは品薄だったけどカップ麺やそうめんとかはあって。



大手コンビニは、パンや水など商品はあるのに
レジが動かない、防犯カメラが動かない、という理由で
閉店決定したと、


また、お弁当工場では
ご飯もおかずもあるのに、
ゴマがない、漬物がない、という
あしらいが足らないという程度なのに
「商品規格に達してない」として
製造許可が下りなかった、と
のちにニュースで知りました。

ダメじゃん! セブンにローソン!



それから、

「セイコーマートのおにぎりは店内でガス炊き!
(停電の)今日も炊き立てのおいしいおにぎりです!」

と、アツアツのおにぎりを次々に握ってくれていました。


100円で、具だくさんで、ふわふわ系のおにぎり。
「こんなときだから」ではなく、
おにぎりとして本当に美味しかったです。


店員さんたちも被災しているのに。
このセイコーマートの対応は
今日の昼のニュースでも称賛されてました。




さて、地震があったことにも気づかずに
日中のつかれでグッスリ寝込んでいたわれわれ。

朝、何人ものかたからご心配のメールをいただいて
初めて知った震度6強の大地震でした。


朝のうちはまだ観光客気分のまま
「キャンピングカーには自家発電機ついてるし」
と のんきだった我々だけど、

信号機が止まっていて
ガソリンスタンドが閉まっていて
コンビニに人が押し寄せているのを目にして

次第に「もしやこれは大変なことなのかも」と
ようやく焦ってきました。


被災地にいる実感が遅かったのは、
普段、どこかで災害があったときに
「天災は明日は我が身、他人事ではない」と
思いを寄せ、時に涙を流すこともあったものの
恥ずかしながら思いが至っていなかったからだと思います。



▼停電で、ガソリンのメーターが計れず
手動記録で販売してくれているお店。




ガソリン車は売り切れが多かったようだけど
軽油は大丈夫でした。

電気自動車は充電できず、大変だったと思う。



▼交差点で早朝から手信号をする警察の方々。




警察官がいない交差点は
パッシングでゆずりあったり、

▼停電で下がったままの踏み切りは
自分であげて通ったり。




レンタカーを返却した千歳市は
震源地の隣りの町。

9日の昼間はもうどこのお店もやっていて
通常となにも変わらないようにみえたけど、

レンタカー屋さんのリアルな体験談をきいて
地震という、逃げようもない震災のおそろしさに
亡くなられた方、被災された方々を重ねて想うと
胸がしめつけられました。


道内の人々が節電してくださっているおかげで
帰りの飛行機も無事に飛んでくれ
東京へ戻ることができました。


素晴らしい大自然の北海道に
すこしでも早く
また笑顔の日が戻りますように。

(つづく)

【初めての車中泊記 2018】
■ 北海道地震でのこと
■ 北海道 キャンピングカーの旅
■ (北キャン)居室とシンク
■ (北キャン)電気のこと
■ (北キャン)車内で調理
■ (北キャン)車中泊 ゴミ問題
■ (北キャン)運転のこと