2018年10月12日金曜日

(北キャ)運転のこと

キャンピングカーについては今回で終わりだよん。

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運転は普通免許でOKだったけど
自家用車とはちがう大きな車......

運転、大丈夫かなぁ~?


なーんて心配ナッシング。

なぜなら北海道は道が広いから~(^o^)/


▼街中でもこの広さ。
どのあたりを通ったらいいのか、
いや、もしや2車線なのか?と不安になるほど広い。




ウチ(東京)んとこの住宅地なんて
ミラーをたたまないとすれ違えないときあるからねぇ。

うらやましいなぁ。
運転ストレスにさらされず長生きできそう(#^^#)



【運転席の仕様


オートマチック車なので運転は簡単でした。

土台となっているのは業務用トラックなので
リクライニングができず
乗り心地もイイとは言えなかったけど
すぐに体も慣れました。

今どきパワーステアリングじゃないウチの車と比べれば
かえって運転しやすいくらい♪

ウチの車には付いていないバックモニターもついてて
運転はしやすかったです。




……と、褒めるところは数行で済ませておいて
不満点、たっぷりいくよ~!(笑)


運転席のすぐ後ろから居室スペースなので
シートが最前方へスライドした状態で固定されてました。


そのうえ、どういうわけなのか
シートベルトが30cmほど短く縫い付けてあって、

シートは最前方だわ、
シートベルトは短くて届かないわのアンチノミー。

パーカー1枚を羽織るだけでシートベルトが締まらなくなる
ギリギリのパッツパツでした(≧◇≦)


おまけにクラクションが異常なほど軽くて
オッパイ触っただけで プーーーッ。
カーナビ操作で プーーーッ。
右折しながら プーーーッ。


あるときは駐車場でふいにプーッと鳴ってしまい、
歩行者さんにギロにらまれて
窓をあけて「すみませんっ、間違えて鳴らしました」と
ペコペコあやまるはめに。


またあるときは、地震後に行列していたガソリンスタンドの車列で
思わぬタイミングでプーーッと鳴ってしまい、
あたかも「待ちきれなくてイライラしている人」のようなことに。

は、恥ずかしい......(涙)


それとカーナビがショボくて
到着予想時間も出ないし
住所入力も細かくできなくて、
道を1本間違えるとUターンする場所がない山のなかでは命取り。


あーあと、走行中にサイドミラーが風圧で動いてしまいがちで
付属(?)のツッパリ棒でミラーを直しながらの走行という、

ホントに
車検、通ってんの?(; ̄Д ̄)

と疑いたくなるような特別仕様車でした~୧( ⁼̴̀ᐜ⁼̴́)૭



【とにかくノロい


車体が重たいから、とにかく速度がでない。

ノロノロ! トロい!


上り坂では40キロ台から上がらない。
めいっぱいアクセル踏み込んで60キロ。

高速道路で「最低速度違反で捕まるんじゃ?」と
レアな心配も(;^ω^)ゞ

うしろに行列できちゃってホント、申し訳なかったです。


それにしてもそもそも北海道の人ってスピード出すのねぇ。
一般道なのに90キロ以上出てそうなかんじ?

だって50キロでガンバって走ってるウチらを
軽々とビャーーーッと追い抜いていくんだもん。

そりゃ 道も広いし、まっすぐだしねぇ。
一般道が高速道路みたいな感覚なのかも。


笑っちゃったのが
『この先カーブあり』って標識が立っているのに
「え、これがカーブなの?」って程度の
フワ~ッとしたユルい曲がり具合だったこと。

確かに真っすぐではないけれども
わざわざ注意書きを立てるほどのカーブなのか?

北海道の人はまっすぐの道に慣れすぎちゃって
この程度のカーブでもうっかり突っ込んじゃう心配があるのかも?
と思うとちょっぴり可笑しかったです。



【車灯で「ありがとう」


旅行者らしく身の程をわきまえて
見通しのよい場所があると車を左に寄せて
一般車に道をゆずりながらの走行でした。

イラッとしたかんじで抜かれることもあるし、
お礼のハザードをつけてくれる車もあるし。


一度、こんな出来事がありました。

それは或る日の夜9時ごろ。

対向車も無い、街灯もない、
車のライトが闇に吸い込まれていく
漆黒の山の中を走っていたときのこと。

一台のセダンがあっという間に後方に追い付いてきました。


道をゆずってあげられるポイントがなかなか無く
しばらく経ってからようやく車を左に寄せました。

もちろん即座に追い抜いて行くセダンさん。

まぁ、そうだろうねぇ。わかる。


で、だ。

こちらとしては前方に車が居てくれると走りやすいわけで
セダンに引っ付いていこうと速度あげてったわけですわ。


追い付け~ 置いてかれたらまた真っ暗闇だ~


すると、どういうわけでしょう、
前ゆくセダンのスピードがゆっくりになって、ついには追い付いて。

さっきまでの爆走スピードとはうってかわって
法定速度で走っているではないですか。


そのまま山中の一本道を必死で着いて行くこと20分ほど。
街灯りが見えてきて
ほんのり明るさを感じられるようになってきました。

すると前方のセダンさん、
急にビョーーーっと速度をあげはじめて。


レンタカーナンバーの、道慣れない我々を哀れに思って
先導してくれているのかな?という予感は確信となり
あたいはハイビームでパシパシとお礼。

すると、あちらもハザードランプをパチパチ返してくれ、
あっという間に街を駆け抜けて行ってしまいました。

あのときのお方、ありがとうございました~(^o^)/


こういうとき美女って得だな~と思いました (´▽`*)\(-""-;)ウソツケ



【窓からの景色


フロントガラスが広いので
ずっと、果てしない大空と広い大地を実感~(^o^)/ (by松山千春)






(美瑛あたり)



(野付半島)



【ルール?


ダッシュボードに
『走行中、他キャンピングカーを見掛けたら手を振りましょう』
と書かれていました。




え、本当? みんな、やってるの?

ペイズリー柄の赤いバンダナ頭に巻いて
オーバーオールとか着てた時代の風習じゃなくて?

現代にもアリな話なの?

人を疑ったことしかないあたいは無視することに。



ところが数日経ったころ、

「手を振る人、ホントに居んのかな?」

とダンナに言ったところ、

「みんな手、振ってくれるよ」と答えるではないか。

「へ? なに、今までダンナも手ぇ振ってたわけ?」

「うん。」


えーっ、まじか!!

おとぎ話じゃなかったんか!!


それからはあたいも参戦。
ホントにみんな、手を振ってくれてました~

日本もまだまだ捨てたもんじゃないねぇ。


そうなってくると手を振るのが楽しみになってくるわけで
あたいは平成最後の大ヒット曲(?)
DA PUMPの『U.S.A』で手をフリフリ~

♪ カ~モンベイベー アメリカ
どっちかの夜は昼間っ ୧( ⁼̴̀ᐜ⁼̴́)૭

ご覧いただいた対向車のみなさま、
ご一興になったらば幸いに存じます
(°o°C=(_ _; パンチ


さぁ、キャンピングカーについてはこれでおしまい。
次回からは旅の記録を書くよ~


(つづく)

【初めての車中泊記 2018】
■ 北海道地震でのこと
■ 北海道 キャンピングカーの旅
■ (北キャ)居室とシンク
■ (北キャ)電気について
■ (北キャ)車内で調理
■ (北キャ)車中泊 ゴミ問題
■ (北キャ)運転のこと