2018年12月13日木曜日

『悪女について』のオススメ


昭和記念公園で
夢か現か、リフレクション。








▼写真を逆さにしてみた。
ピンぼけしてるとこが実像。

もはやなにがリアルなのか混乱~(^。^;)💦




写真みてて混乱したせいなのか、

昨日、車検で入庫(クルマ乗ってディーラーへいくだけ)しに行くまえに
なぜか「もう車検が終わった」と思い込んでしまっていたのか
自分でも不明なのですが、

「今から入庫しにいくんで
最寄り駅までお迎え、お願いします」

と意味不明な電話をしてしまい、

「え? クルマに乗ってお見えになるんですよね?
誰を駅まで迎えにいくんでしょうか??」

と、ディーラーさんを混乱に陥れてしまいました。


しかもそう言われてもなお気付かず、

「え、代車ないし、駅まで迎えに来ていただかないと」

と多少強気に言い返してしまって
恥の上塗り……(///∇///)





ボケが止まりません……

『恍惚の人(有吉佐和子)』『嫌がらせの年齢』など読んで
己が辿りはじめた痴呆の道筋を知っておくべきかもしれません。


あ、有吉佐和子の著作つながりで
『悪女について』(1978年)が面白かったです。
朝ドラは無理でもNHK『ドラマ10』ならウケそう。


時は戦後。
庶民の娘が、華族の女性と知り合うことで優雅さを身につけ
金とオトコをつぎつぎに手にいれていく話。

主人公を知る27人の証言によって
物語は構成されており、

ある人は罵る一方で
別の人は「天女のようだ」と
騙されてなお心酔する手練手管には
人間の多面性をうまく利用する痛快さを感じ得ずにはいられません。


絶世の美女でもない主人公にあって
何人もの男が墜とされていくチャーミングさに
説得力と恐ろしさがあり、

「奪っていく才」で財をなし成り上がっていくさまが
幸せなのか不幸なのか、泣けてくる
たしかに名作なのであります。


『目指せ、柔らかい抱き心地!』のために
身体に筋肉をつけないよう努力していたりする場面は笑える、
でもリアルなTheオンナの有り様にも唸らされます。

なるほど。
あたいにだって筋肉をつけないための才能ならあるぞ~\(^o^)/


登場人物が多いわりに
キャラが立っているので
ドラマ化されたときのキャスティングを
想像しながら読むのも楽しいのです。


実はもう6年前に単発でドラマ化されたそうで
沢尻エリカが主役だったそうだけど
沢尻エリカや米倉涼子じゃ『いかにも』なんだよなぁ~

もっとこうハニカミと良心が見え隠れしてほしいんだよなぁ~


ということで黒木華でいこう!

(よっ!まめ吉監督)



かわいいーーーー!!

キャスティング会議にあたいを参加させろーー!!


それにしても男って、
ちょっと控え目ふうの
ちょっとキレイな言葉づかいで
いつでもちょっと困っていながら
「私が馬鹿だから……」というような女に
なんで弱いんだろうねぇ。


その理由の1つに
口答えしなそうだから、ってのもあるんじゃ?


強い口調で否定してこなそう、

理詰めで言い返してこなそう、

いやよ、だめよ、んもぅ!と言いながらも
結局は自分の思うままになる征服感?

威張って、従わせて、いい気分になれるなんて
とんだ器の小さい男だな、と言わざるを得ぬでしょーな。


そんな男たちを転がして
団子のように串に刺して勢いよく喰べていく
天女のような微笑みの
悪い黒木華が見てみたいぞ~