2018年12月26日水曜日

英国風クリスマス

オシャレ暮らしの上級者iceberg-n先生の真似っこして
色違いで購入したテキスタイル。

▼もうちょっとマシに扱いたかったのだけど
時間的余裕がなく、今年はとりあえず下げてみました(;^ω^)ゞ



▲写真も良くないけど、もう、楽しんで撮ってる余裕がにゃい。

なにせあと5日以内にやることが多すぎて
キャパ越えっす!


やっぱあれなん?
夏休みの宿題を最終日にやってたような子は
大人になっても年末のタスク処理に追われがちなんかね?

だれか統計とってくれー


▼イギリスの古いクリスマス風景がうかがい知れる2冊。
いつなんどきロイヤルパーチーに招かれても大丈夫なように
勉強は欠かせません♪


(額の絵は江口あさ子さんの作品。
暗いところへ飾ると本当にロウソクが灯っているみたい♪)



右側の本、『昔なつかしいクリスマス』は
1800年ころに書かれたものの翻訳本で、
英国の由緒正しきクリスマスの風景が紹介されています。


日本の、使い捨てパーティーグッズのような
安っぽいクリスマスとは違い、

馬車を整え、ロウソクを灯し、キャロルを歌い、薪をくべ、
準備のひとつひとつが素敵なのです。


実のところ、挿絵目当てで購入した本でした。
なんといっても大大大巨匠のコールデコットの挿絵です!ます!です!




......と知ったかぶって書いたけど
コールデコットが何者かまったく知らなかったあたい。

去年、テレビで紹介されているのをチラ見し、
ネットで調べたらなかなか素敵な挿絵だったので
買ってみたっつーわけです(;^ω^)ゞ


▼この、細い線で塗りつぶす銅版画っぽいイラスト、好き。
だからエドワード・ゴーリーとかも好き。
自分で書くのは拷問的にムリだけど。





さて、もう1冊のほうの
『シャーロック・ホームズ家の料理読本』は
以前、図書館で借りて、気に入って購入したもの。

もう絶版だったので古本で300円くらいで買ったけど
今やamazonの古本セラーで2184~9386円の高値がついててビックリ。

思わぬお宝価格にビビり、オタクのように
開きクセがつかないようソソッと読んでます。
そして古本が手薄になったころに1万円で出してやんのさ。


この本は、シャーロック・ホームズが下宿する家主
ハドソンさんの料理レシピ本という設定で、

人気を博したドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』の
あの時代、文化、料理などに興味がある人にはオススメの1冊です。


当時のレシピが何十も書かれていて
実際に作らなくても読み物としても楽しく、

たとえば、当時はラップもジップロックも無いわけで
七面鳥のハムの切り口を乾燥させないためには
「温めたラムの脂を切り口にたっぷり塗ったあと
紙を貼っておきます」とのこと。

すると、次に使うときには冷えた脂は紙ごと一緒に
ペリッと簡単にはがれるのだそう。


わぁ~ なんだかヨーロピアーンな雰囲気♪

外国暮らしが長い人、みたいで逆にオシャレじゃんね!

レシピ分量が「オンス」で書かれているのも
心をくすぐられます♪


でもね、でもね。

実際にはなかなか再現が難しいレシピ本でして
ジャパニーズには手が出ないかんじなんすよね。





【野うさぎの煮込み】は「獲れてから8日間、皮を剥がずに後ろ足で吊っていた野うさぎ 1羽」を用意し、
「お腹が緑色になったら皮を剥ぎ、内臓を抜き、血はソースに使うので1滴残さずボールに溜めておく」んだって~


【椋鳥(むくどり)のパイ】を作るには
まず「むくどり40羽を用意します」ですってよ。

ヾ(´ε`;)ゝ ふぅ。。。 手が出ねぇ


がんばってレシピ再現したところで
ブログに写真を載せたら
猟奇的嗜好すぎて通報されそうだし、

いや、その前に、
肉屋で「ムクドリと、ウサギと、ラムの脳ミソくださ~い」と言った時点で
顔写真盗撮されて通報......かも。



アイルランドで食べた
なつかしの『ハギス』の作り方もあり
作る気マンマンで姿勢を正して読んでみたのだけど、

▼多少省きつつ書きますと、

「羊の胸部の臓物をよく洗う。
心臓と肝臓に切れ目を入れて血を抜き、気管は鍋のへりにひっかけておく。
肝臓の半分を鍋にもどし、すりおろせるくらいまで茹でる。
心臓、肝臓、肺臓の皮を取り除き、全部一緒にして細かく切り刻む。
胃袋に詰めて口を縫い、3時間茹でる」

といった作り方だそうです......食べる気失くすわ!

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \



【うなぎのスープ】なるレシピでは
難解な日本語訳を発見。

「2.5インチずつ胴に食い込んで切り落とした鰻の頭と尾を用意」
って、なんだ? google翻訳の直訳か?

結局なにを用意したらいいんだい?(^。^;)💦


察するに
「うなぎの頭と尾をおとし、身は腹開きして
6センチずつにぶつ切りにする」ってなかんじ、かねぇ?


ま、どーせ作んないんだんだけどさ、
古き良き時代の英国風のクリスマスの過ごし方や
暮らしがうかがえて、読んでいるだけでも楽しいです。

夜、寝る前に数ページ読むだけで
その時代の夢が見られるのがこの時期のお楽しみっす。


▼BGMはもちろんコレ。



(2014年9月9日『判読できぬ』より)